ナナリーの手で発射されたフレイヤ。ルルーシュは、戦力を失いながら弾切れに追い込み、ダモクレスの懐に入る作戦を選択した。ただダモクレスには、ブレイズ・ルミナスと呼ばれるシールドがあったので、外部の攻撃を受け付けなかった。一方アヴァロンに残された超合衆国の人質を

救うべく星刻達に対しシュナイゼルは、フレイヤ発射時間までの10分間の猶予を与えた。既に

アヴァロンの背後に位置していると把握していたからだ。



 奇襲を受け守勢に回るアヴァロンだが、スザクが危機を救うべく戻り、神虎・斬月と戦いが幕を開けた。ランスロット・アルビオンと「生きろ!」というギアス、2つの力を持つスザクは、黒の騎士団のエース2人を相手に優勢に戦いを繰り広げた。しかし藤堂は、斬月を破壊されながら捨て身の戦法を取り、星刻に攻撃に時間を与えアヴァロンのシールドを撃ち破り、出来た突破口から

突入に成功し救出作戦が開始された。



 ルルーシュは、アヴァロンを太平洋に着水させるように指示して、ロイドとセシルに作戦を命じ

自ら蜃気楼で出撃を決意した。そしてフレイヤを無力化させるシステムを考案したニーナに対し

ユーフェミアの敵ゼロである自分に協力した事に感謝した。それに対してゼロは一生許せない

存在。しかし自分が造ったフレイヤという兵器に対し、答えを出さなければならないと考えた。


 

 但しシステムは、環境データを19秒以内に入力して0.4秒以内に無効化を実行しなければ

ならなかった。C.C.に笑顔をもたらすと約束して出撃したルルーシュの蜃気楼を狙うように命じたシュナイゼル。ナナリーも兄の愚行の責任を取るべく、フレイヤの発射スイッチを押した。しかしルルーシュが、向かってくるフレイヤの環境データを入力。スザクが0.4秒以内に消滅を

させ作戦をやり遂げた。そして発射口からダモクレスの中に侵入した。



 侵入を許したシュナイゼルは、最後の手段としてダモクレスの自爆を選んだ。ナナリーの命も考えずに。一方シュナイゼル確保に向かったルルーシュとスザクの前に、ジノのトリスタン・ディ

バイダーが立ちはだかった。スザクは、ジノとの一騎打ちを挑みルルーシュをシュナイゼルの元に向かわせた。そして飛行機で脱出しようとするシュナイゼル・カノン・ディートハルトの前にスクリーンから姿を現した。



 現状を固定して変化の無い世界を作ろうとするシュナイゼル。未来を求め新たな世界を作ろうとするルルーシュ。互いの考えの元意見をぶつけ合った。しかしシュナイゼルは、自らの敗北として死を選び、ルルーシュを巻き添えにしようと考えた。それに対してルルーシュは、最初から

シュナイゼルに死を与えず、ギアスによる従属という形で敗北を与えた。これに対してディートハルトは、ルルーシュを認めず殺そうと銃を向けた。しかしその前にシュナイゼルによって、撃たれ

命を落とした。ギアス使う価値の無い人間とルルーシュに言われながら。



 シュナイゼルを配下に従え、後はダモクレスの自爆を止めるだけ。ルルーシュは、ナナリーが

鍵を持っていると聞き出した。目の前のナナリーにスイッチを渡すように依頼したルルーシュ。しかしナナリーは、自らギアスの呪縛を破り開眼して、ルルーシュの行動に異議を唱えた。ついに迎えた最終決戦。結末はどうなるのか?



 「8年振りにお兄様の顔を見ました。それが人殺しの顔なのですね。おそらく私は、同じ顔を

しているのでしょう。止めるつもりでした。たとえお兄様を死ぬ事になっても。お兄様にフレイヤの

ダモクレスの鍵を渡す訳にはいきません。お兄様が、ギアスを使われたとしても。」目を開けて兄の顔を見たナナリー。自らフレイヤを発射していた事を告げた。決してスイッチを渡さない例えギアスを使われたとしても。「ナナリーにギアスを使う?王の力絶対遵守のギアスをナナリーだけには掛けられなかった。でも今なら!いや駄目だ、ナナリーの意志まで捻じ曲げたら俺は!」ナナリー前では、嘘を付かないと誓ったルルーシュ。しかしギアスを使って従わせるかどうか、ゼロ

レクイエム実現の為に迷いが生じた。(難しい選択ですね。自分の信念か?それともスザクと果たそうと約束したゼロレクイエムか。最終回は、本当にいきなり凄い展開になりました。)



 「スザク私は、あなたを誤解していた。あなたなりに日本の事を考えていると。」日本の事を考えているのだと思っていたカレン。「カレンどうしても邪魔をするつもりか。俺とルルーシュには、やらねばならない事がある。」ゼロレクイエム実現の為、一歩も引かないスザク。それぞれの思いが、ぶつかり最後の戦いが幕を開けた。「お兄様にこの世界を手に入れる資格はありません。ゼロを名乗って人の心を踏み躙って来たお兄様に。」今のルルーシュを全否定したナナリー。「ではあのまま隠れ続ける生活が望みだったのか?暗殺に怯え続ける生活が?」日の当る生活を

望んでいなかったのかと尋ねたルルーシュ。「何時そんな事を頼みましたか?私は、お兄様と

2人で暮らせれば、それでよかったのに。」ルルーシュと一緒ならば、満足だったナナリー。兄と

妹の意見は、完全に対立する形になった。(今回の手法は、様々なシーンを組み合わせて1つの会話として成立させてます。しかもその中にそれぞれの立場を付け加えて。なかなか面白い

手法だなと思いました。)



 一方カレンとスザクの戦いは、互いの思いをぶつけ合いながら、凄まじさを増して行った。ブリタニアという国に支配され、レジスタンスとして抵抗して来たカレン。組織の中に入り、改革しようとして来たスザク。しかし全員が、そこに入れるわけじゃないと主張したカレン。「組織の中にしか入れない人はどうなるんだ?」逆に組織でしか生きられない人間はどうなるのか。組織の中で

生きていたスザクは主張した。まさに正反対の思想で生きている2人の対立は、分かり合えないままになってしまうのか?(皆自分が幸せになろうとしているのに、どうして考え方に違いがあるのでしょうか?それは個人個人の考え方が、全て画一的ではないからでしょう。戦いに関する

考え方も一緒です。侵略者に対して、自らの意志を貫こうとした藤堂。死が近づきながら、天子を

守る為に戦う星刻。戦争を発明のきっかけだと考えるロイドは、ただ新たな技術を作れば良いと

考えているけど、ラクシャータは、全く反対の考え方の持ち主だったとは意外でした。)



 「卑劣なのです。人の心を捻じ曲げ尊厳を踏み躙るギアスは。」思い通りにする為に使うギアスは、卑劣な手段だと糾弾したナナリー。「ダモクレスはどうなる?強制的に人を従わせる、卑劣なシステムじゃないのか?」逆にダモクレスこそが、強制的に人を支配する存在だと主張した

ルルーシュ。「ダモクレスは、憎しみの象徴になります。憎しみをここに集めるんです。皆で明日を迎える為にも。」ダモクレスこそ憎しみの象徴として、人々の憎しみを集め吸収させる存在で

あり、これが新たな世界に導くと考えたナナリー。「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、ダモクレスの鍵を渡せ。」ナナリーの考えを知ったルルーシュ。ついにナナリーにギアスを掛け、ダモクレスの鍵であるスイッチを渡すように命じた。「いやお兄様に渡してはいけない。」必死にギアスの力に負けまいと抵抗したナナリー。しかし最後には、ルルーシュに渡してしまった。(ダモクレスとフレイヤが、諸悪の根源として人々の恨みや憎しみを集める存在だと考えたナナリー。それに対してギアスを使ったルル。その時は、ただ自爆を止める為だけだと思いました。)



 スザクとカレンの戦いは、輻射波動とシールドのエナジーを両者失い、満身創痍の状態に

突入していた。それでも互いの思いを実現すべく、戦いを止めようとしなかった。「決めきれない

ギアスの呪いを使っているのに。スペックは、こっちが上のはずなのに。」互いの強さを認めた上で、決定打を欠いた2人。しかしついに決着の時を迎えた。「そんな届かなかったの?」敗北を覚悟したカレン。「いや届いているよカレン。」ランスロット・アルビオンのボディーを紅蓮の腕が貫いていた。そのままランスロットは爆発し、紅蓮は制御を失いジノのトリスタン・ディバイダーによって助けられた。互いに分かり合えないまま、最後の戦いは幕を閉じたのだった。(同じ日本人同士最後まで分かり合えませんでした。互いの信じる正義や主張のすれ違いの結果が、招いた結果だったと思います。)



 「ナナリーお前はもう立派に自分の考えで生きている。俺の道を進む事が出来る。ありがとう

愛しているナナリー。」ナナリーの話を聞いて、考えを持っていると知ったルルーシュ。感謝と愛情の言葉を投げ掛けた。それは、皇帝としてではなく兄の本心を垣間見せた瞬間だった。「使ったのですねギアスを。待ちなさい待って!お兄様は悪魔です。卑劣で卑怯でなんて酷い。」ギアスを使われ鍵を手に入れられたナナリー。車椅子から落ちて、ルルーシュを非難中傷した。しかしそれに耳を傾けなかったルルーシュは、フレイヤを発射した。「全世界に告げる。私は、神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである。シュナイゼルは、我が軍門に下った。これでダモクレスもフレイヤも全て私の物となった。今日この日を持って、世界は我が手に落ちた。」 

フレイヤとダモクレスの力を手に入れ、勝利宣言したルルーシュ。抵抗する者は、フレイヤの餌食になると通告した。力による支配が完成し、ジェレミアを筆頭にルルーシュを称えた。(ナナリーがやろうとした事をルルが、代わりにやってます。フレイヤという恐怖の力で、人々を押さえ込み憎しみを自分だけに向けさせている。独裁の完成しましたけど、これが目的だったのルル?)



 ルルーシュが、勝利して2ヶ月が経過した。皇帝直轄領となった日本にて、黒の騎士団CEO

超合衆国最高評議会第2代議長となったルルーシュが姿を見せた。スザクは、先の戦争で戦士扱いされ既に墓も存在していた。2ヶ月の間に、ルルーシュに反抗したカレンや藤堂などの黒の騎士団は、同時に処刑場に運ばれようとしていた。EUも超合衆国憲章に批准して、ついに名実共に世界の頂点に君臨した。「何が栄光だ!ただの独裁だ!逆らう者を殺して来たくせに。こんな物を正義として、報道せねばならんとは。」人々の憎しみや怒りや憤りが、全てルルーシュ1人に向けられていた。従順を装い隠れていたヴィレッタは、処刑されようとする扇を見て、動揺を隠せなかった。「待て今出たら、思う壺だ。」一緒に身を潜めていたコーネリアに止められた。

世界の敵となっているが、力を持っているか逆らえない。世界の恨みや憎しみが、ルルーシュの思惑通りに向けられてます。その最後の狙いが、一体何なのか気になりました。)



 「えっゼロ?嘘ルルーシュはあそこに。」先行するサザーランドの前に、ゼロの姿をした者が現れた。サザーランドの砲撃を身軽にかわし、排除しようとしたジェレミアの肩を利用してジャンプ。

最後は銃を向けたルルーシュに剣を突きつけた。しかし突然命を狙われたルルーシュの顔には

何故か笑みが見えた。実はこれは全て演出であり、ゼロレクイエムを実現する為に舞台に過ぎなかった。「予定通り世界に憎しみは、俺に向けられている。スザクお前が俺を殺せ。後は、俺が消える事で憎しみの連鎖を断ち切る。黒の騎士団は、ゼロの伝説が残っている。シュナイゼルもゼロに仕える。軍事力ではなく、話し合いというテーブルに付く事が出来る。明日を迎える事が

出来る。」スザクは死んでいなかった。ルルーシュはスザクにゼロの仮面を託し、今後平和な明日を迎えるべく、自らの存在を消し去る道を選択した。それが「ゼロレクイエム」だった。(Cの世界で2人が見た事願いがある事。全てがこの結論に向かっていた。主人公を犠牲にして、平和を築くアニメなんて聞いた事が無いし、観た事が無い。もの凄く斬新だけど、ルルファンには、厳しい結末だと思いますギアスと願いが似ている、持ってない事望むのだから。その表現が、ギアス違った一面を見せていますね。卑劣で傲慢ではない一面も。)



 「スザクお前は、英雄になるんだ。皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアから世界を救った救世主だ。」ルルーシュの最後の願いそれは、ゼロの仮面を譲り自らを殺させる事。人々が、それぞれの思いを口にする中、スザクはルルーシュを突き刺した。「お前は正義の味方として、仮面を被り続ける。枢木スザクとして生きる事は無い。幸せを全て世界に捧げてもらう永遠に。」スザク自身の人生を捨て、ゼロとして世界に全てを捧げるように願った。「そのギアス確かに受け取った。」涙を流しながら、ギアスという最後の願いを受け取ったスザク。そしてルルーシュは、力尽き囚われていたナナリーの元に落ち、最愛の妹の目の前で息を引き取った。「お兄様のいない

明日なんて私は・・・・・」ルルーシュの真意を知ったが、ナナリーは兄を失った悲しみだけが残った。(藤堂将軍は、ゼロが何者かしゃべろうとしましたけど、カレンはゼロだと主張した。おそらく

ルルとスザクの真意を知ったからでしょう後ゼロに従えってシュナイゼルにギアスをかけた事もおかしいと思ってましたけど、ようやくその意味が分かりました。全てこのためだったのです。)



 こうしてゼロを悪の象徴であるルルーシュを打ち倒した英雄として、人々から称えられた。再び平和な日常になり、カレンは自分を偽らずアッシュフォード学園に復学した。「ねえルルーシュ世界は、随分ましになったわ。戦争に向けられたエネルギーは、飢餓や貧困に振り向けられている。憎しみや悪事は、殆どあなたに押し付けられて。皆ダモクレスというシステムよりも、名前のある方がわかりやすいって事かしら。だからこそ皆過去に囚われず、先に進めるかもしれない。」

ルルーシュがいなくなり、思惑通り世界は戦争から新たな道を歩もうとしていた。扇が、日本の総理大臣になりヴィレッタと結婚した。その1枚の写真が、幸せと希望に満ち溢れていた。


 

 まさか主人公が、死んでしまうとは。こんなラストは、想像もしてませんでした。しかしルルーシュのナナリーが、幸せに生きられる世界は作られたと思います。世界の敵となり、自らを捨石にして死んで行った結果、もたらされた平和。本当にたった1人でも世界は、変わるのだと痛感させられました。ジェレミアは、本当にオレンジ畑でギアスキャンセラーによって、記憶を取り戻したアーニャと一緒に働いてました。意外性と驚きの連続だったコードギアスは、こういう形でフィナーレです。皆さんは、今回の結末をどう思いましたか?


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