コードギアス反逆のルルーシュＲ２第１６話「超合集国決議第壱號」

　アーカーシャの剣に飛ばされたルルーシュ。そこで対峙したのは、最強の敵ブリタニア皇帝。互いにギアスを持っているが、ルルーシュは鏡を使って、直接眼を見る事無く、皇帝に死ぬ命令のギアスを掛ける事に成功した。しかしＶ．Ｖ．を殺しコードを奪っていた皇帝。ギアスの代わりに

不老不死の身体を手に入れ、ギアスも効かなかった。そしてルルーシュは、思考エレベーターにより、アーカーシャの剣から飛ばされてしまった。

　そこは、人間の深層心理を突く場所。仮面の言葉が、刃のように襲い掛かった。皇帝の狙いは、ルルーシュに心理攻撃を仕掛け、Ｃ．Ｃ．をおびき寄せる事だったが、Ｃ．Ｃ．はＶ．Ｖ．の死を見取り姿を現した。そしてルルーシュに契約時に話した、願いについて明かした。それは不老不死の自分の人生を終わらせる事。ただルルーシュの性格を知り尽くしているので、それは出来ないと思い、Ｖ．Ｖ．を殺した皇帝に身を委ねた。

　結果ルルーシュは、Ｃ．Ｃ．の記憶の中に飛ばされ、過去奴隷だった頃の悲惨な生活。コードを持つシスターと契約。愛されるギアスを使い、多くの人間に愛された事を知った。ただ本当の

愛の意味を見失い、誰も信じられなくなってしまったＣ．Ｃ．。最後にシスターの元を訪れた時、ギアスの終わりを宣告された。シスター自身も不老不死の人生を終わらせる為に、Ｃ．Ｃ．を利用していただけ。その思惑にはまり、シスターを殺しコードを受け継いでしまい、現在まで長く行き続けて来たのだった。

　しかしそれも皇帝の手により終わろうとしていた。その時思考エレベーターから戻って来た

ルルーシュ。最初は自分にやらせなかった理由を問い詰めたが、本心はこれ以上誰も失いたくは無く、Ｃ．Ｃ．を助けようとしたのだ。Ｃ．Ｃ．自身も死を迎えようとしたが、ルルーシュの訴えを聞いて変心。皇帝の手から離れ、封印された蜃気楼を復活させた。これにより皇帝を葬り去ろうと攻撃を仕掛け、その衝撃で転落しそうになったＣ．Ｃ．を救出。皇帝を置き去りにして、再び実体空間に戻って来た。ただ戻って来た時には、Ｃ．Ｃ．は記憶を失い、奴隷時代の少女に戻ってしまった。

　一方ブリタニアでは、アーカーシャの剣の空間に閉じ込められた、皇帝が行方不明になり、エリア１１にもその情報が伝えられ、混乱に陥った。「当面は、ここに居る方々だけの話にさせて下さい。」シュナイゼルから連絡を受けたナナリー。ナイトオブラウンズやギルフォード・ローマイヤだけの内密の話にすると告げた。目下の敵中華連邦への宣戦布告。各エリアの治安維持など

皇帝不在の影響が、懸念され始めた。（確かにルルの正体を知ったスザクにとっては、ナナリーの安全が守られる時間が出来たので、喜んで良いと思いますけど、複雑ですよね。この時は、皇帝があのまま居なくなるなんて絶対無いと思ってましたよ。それにしてもローマイヤは、本当にムカつくわ。都合の悪い事は、全部ナナリーに押し付けて。）

　「やったブリタニアのこの動きは、皇帝が不在という事。向こうの世界に置き去りになったよう

だな。今はナナリーの安全を喜ぶべきか。」世界地図を見ながら、皇帝がアーカーシャの剣に

置き去りにされたと気付き、ナナリーの安全が保障された事を喜んだ。「あのご主人様、私は何をすれば良いのでしょうか？」記憶を無くしたＣ．Ｃ．が、主人だと思うルルーシュに尋ねた。「そうだな服を反対に着て、片足で踊ってもらおうか？」冗談でめちゃくちゃな命令をすると、Ｃ．Ｃ．は従順に従おうとした。今までの傲慢で強気の姿は、もう見られないのだ。（もの凄くＣ．Ｃ．が可愛すぎる。ただ奴隷だった頃は、余りにも酷い仕打ちをされていたのです。ちょっと事で、必要以上に怖がって。後はコーネリアが、どうするのか？ギアスの元凶は叩いた訳ですけど、まだ

ユフィーの汚名は晴れていない。そこはこれからの見どころですね。）

　「そうだこの合衆国憲章を批准（最終的な確認・同意する事）する事で、神聖ブリタニア帝国に匹敵する巨大国家が誕生する。その名は超合衆国！」合衆国日本・中華連邦から合衆国中華になった国家を中心に構成される、超合衆国構想を打ち出したゼロ。「解放戦争という大義名分が立ちます。」ブリタニアの植民地にされた国家の亡命政府が、参加を表明。これによりブリタニアの植民地からの、解放という戦争の大義名分が成立するのだ。そして星刻から発表された作戦が、エリア１１つまり日本奪還作戦。これが成功すれば、未だ様子を見ている勢力が、一気に

超合衆国に参加すると推測していた。「しかしその為には、ブリタニアが動く前に、超合衆国を作り上げねばならない。時間が勝敗を決する。ここは大局的見地から、協力をお願いしたい。世界の趨勢に決着をつける為に。」日本奪還作戦を成功させる為に、まずは超合衆国を纏め上げなければならないと主張したゼロ。演説に集まった国家の代表者に協力を要請した。（まあこれが

実現すれば、ブリタニア対超合衆国という図式になります。ただ黒の騎士団内部で、朝比奈が

どうもゼロの行動に懐疑的な思いを抱き始めています。これが、内部崩壊の火種にならなければ良いのですが。やっぱりウザクはやっぱりウザクでした。リフレイン使用を謝り、カレンにボコボコにされても、自分が悪いと謝るのがウザイ。最初からやらなければいい。）

　演説が終わり、部屋に戻って来たルルーシュ。ただゼロの格好だったので、必要以上に怖がるＣ．Ｃ．。「食事を持って来た。お腹すいただろう？お前にあげようと思って、杉山に用意させてんだ。」持って来たのは、大好物のはずのピザ。しかしそれも覚えていないＣ．Ｃ．。「食べていいんだよ。」優しく語りかけるルルーシュの言葉とおなかの虫が後押し、記憶をなくした後初めて

食べたピザの味に大興奮。我を忘れてむさぼった。一方ブリタニア政庁では、スザクが１人考え事をしていた。８年前日本がブリタニアの植民地になってから、自分の生き方（内部からブリタニアを変える事）を決めたはずだったが、それが正しいのかどうか悩んでいた。「信じているの８年前の自分なんて？記憶なんて曖昧な物。信じる価値は無い。私の記憶と残されている日記の記録が、異なっているもの。」悩んでいるスザクに声を掛けたアーニャ。過去の記憶と残されている

記憶が、異なっているので、信じる価値は無いと主張した。（確かにアーニャとＣ．Ｃ．は、関係ありましたよね。マリアンヌと似ているし、皇帝が記憶を書き換えた事も分かります。本当は一体何者なのか？）

　その時ナイフがスザクに襲い掛かった。ナイフを投げた張本人は、ナイトオブテン、ルキーアノ

ブラッドリー。殺しが得意で、通称がブリタニアの吸血鬼。「女を落とすのは、大得意のようだな。

そうやって虐殺皇女様も」挑発するルキアーノ。「２人とも相手を間違えるな！ルキアーノお前のスタンドプレーは、戦場で示せ！今はシュナイゼル殿下指示の元、力を合わせる時だ。」ユーフェミアを侮辱され怒るスザクとルキーアノ。一触即発の状況で、２人を一喝したのは、ナイトオブワンビスマルク・ヴァルトシュタイン。ナイトオブフレームギャラハットと共に、黒の騎士団が、エリア１１を攻め込むと予測して、大軍を率いてやって来たのだ。しかしルキアーノの暴走は、これだけは無かった。今度は、カレンとナナリーの前に姿を現したのだ。「人質に必要なのは命。命さえあれば、その身体に何が起ころうとも・・・」カレンを傷つけようと牙をむいたルキアーノ。「プライドは無いんですかブラッドリー卿？武器を持たない女性に。」待ったを掛けたのはジノ。そこは引き下がったルキアーノだが、ビスマルクを筆頭にナイトオブラウンズが、エリア１１に集結。そしてランスロットには、ニーナが制作した戦略兵器フレイヤが搭載された。「スザクあなたにフレイヤを

託したい。ユーフェミア様の騎士でしょあなたは？」イレブン達を撃たせるようとするニーナ。それは虐殺を意味する。果たしてそれは出来るのか？（ルキアーノムカつきますわ。でもこういうキャラは、やられるのがオチです。それにしてもオナニーナは、またとんでもない物を作ってしまいました。スザクがイレブンを殺せるのか？何だかもの凄い踏み絵です。）

　皇帝不在の中、ブリタニアは、エリア１１に戦力を集中させていた。一方超合衆国をまとめ上げるべく、蓬莱島では批准式典が開催されようとしていた。ディートハルトが、全世界に向けて報道する準備が整った事をゼロに報告。合衆国中華貴賓室では、天子が自分が読み場所を練習。黒の騎士団のメンバーは、玉城が１人酒を飲み朝比奈に絡み、その後咲世子の手裏剣を受け、ヴィレッタと共に崖から落ちたはずの扇も元気な姿を見せた。当然批准式典は、エリア１１にも放送され、ニュースキャスターになったミレイが状況を説明した。（凪沙さん藤堂さんにプロポーズ

しようとしましたが、逃げられました。ただそんな事を言ったら、死亡フラグ立ってしまいますよ。

それにしてもミレイさん１９歳なのにニュースキャスターって凄いですね。それに引き換え、恋するリヴァルは、１人生徒会室で寂しくテレビを観てます。何なんでしょうかこの差は！ただ気になったのは、ロロと咲世子さん達の隠密行動！何が目的なんでしょうか？）

　超合衆国に参加したのは、合衆国日本・中華を筆頭に、ＥＵを脱退したイタリアやポーランド

インドなどを含めた４７ヶ国。その全てが批准を終え、式典会場から拍手が上がった。「連合国家構想、国ごとに編成された軍隊は、どうしても連携を欠く。烏合の衆に過ぎません！」ただ集まっただけでは、軍隊の統制と連携が取れず、バラバラの烏合の衆に過ぎないと考えるブリタニア側「いや一つだけ手はある。」超合衆国の軍備をまとめる方法を示唆するシュナイゼル。統制の取れた軍隊編成は、直ぐに明らかになった。「合衆国憲章第１７条。合衆国国家を批准した国家は、保有の軍事力を永久に放棄する。その上で、各合衆国の安全保障については、何処国家にも属さない戦闘集団黒の騎士団と契約します。」最高評議会議長に就任した神楽耶から、各国の軍事力放棄。黒の騎士団との安全保障契約が発表された。これにより黒の騎士団が、軍事を一手に担う結果になった。（ちなみにＣＥＯ（最高経営責任者）はゼロ。総司令は星刻。一応玉城にも役が与えられました。宴会太政大臣ではありません。それよりも気になるのは、ギルフォードに連絡してきたジェレミア。多分コーネリアの事で、揺さぶりを掛けて来たと思います。いや流石はシュナイゼル殿下。すべてお見通しでしたか。）

　「それでは私から最初の動議を！我が合衆国日本の国土が、他国により蹂躙され、不当な占領を受け続けています。黒の騎士団を派遣を要請します。賛成の方はご起立を！」神楽耶が動議に掛けた、日本解放。それが参加国の賛成で認められた。「超合衆国決議第壱號として、黒の騎士団に日本解放を要請します。」出来レースであるが、超合衆国最初の決議が決定。「進軍目標は日本！」決議を得て、進軍を宣言したゼロ。藤堂達も祖国と人質になっているカレンを

取り戻すべく、決意を新たにした。

　「ゼロよ！それでわしを出し抜いたつもりか？だが悪くない。三極の１つＥＵは死に絶え、つまり貴様の作った小ざかしい憲章が、ブリタニアとそうでない物に色分けさせた。それいえに明快だ。この戦いを制したものが、世界を手に入れるのだからな。いいだろうゼロ挑んでくるが良い。全てを得るか、失うか？戦いとは、元来そういうものだ。」ブリタニア皇帝は生きていた。そして今回の超合衆国誕生が、ブリタニアとの対決図式を明確にした。そして改めてゼロに対し、戦線を布告。オールオアナッシングの戦いが幕を開けようとしていた。（戦いが世界規模になりましたけど、シュナイゼル殿下は皇帝陛下のやっている事を偽りの激情だと言っていました。もしかしてこれも全部茶番なんですか？）

　「皇帝が生きていた。いけない今すぐナナリーを助けなければ。コーネリアのカードをこちらに。いや人質は通じる相手じゃない。ジェレミアとロロを使って。いや駄目だ、あいつにぎあすは通じない。ゼロがルルーシュだと明かしてしまえば。駄目だリーダーが、敵国の皇子だと知られれば

黒の騎士団は崩壊する。」自分の部屋に戻り、ナナリーの命が危ないと感じたルルーシュ。早急に助ける手段を考えるが、全てが机上の中で失敗すると判断した。そしていらいらする気持ちを

ピザを残しておいて、食べさせようとしたＣ．Ｃ．にぶつけてしまった。しかし冷静さを取り戻し、指から血を流しているＣ．Ｃ．を気遣った。

　「お前は中が痛い時どうしたんだ？」つらい時にどうするのか尋ねたルルーシュ。「ト・モ・ダ・チ

が居たらよかったなって。でも私にはそんな味方が居なくって。」友達に助けてもらおうと考えていたＣ．Ｃ．。「友達」それがルルーシュにある人物への協力を考えさせた。その人物は、親友だったスザク。直接携帯に電話をした。

　ル「ニュース観たか？」

　ス「ああこれでエリア１１は、また戦場になる。」

　ル「トウキョウ租界も危ないかな？」

　ス「それは君が決める事だろ！ルルーシュ君はゼロか？」

　ル「ああ俺がゼロだ！」

　ス「ブリタニアの敵が、僕に何の用だ？」

　ル「皇帝は俺を抑える為に、ナナリーを人質に取っている。だから俺か隠れるしかなかった。」

　　　頼むナナリーを助けて欲しい。お前しか居ないんだ。」

　ス「君の頼みを僕が聞くと思うのか？」

　ル「それでもお前しかいないんだ。」

　ス「身勝手だな。」

　ル「頼むナナリーを、守って下さい。」

　ス「分かった！但し条件がある。君が１人で来るべきだ。二人っきりで会おう！

　　　場所は枢木神社だ。」

　スザクの問い掛けに、ついに自分がゼロだと認めたルルーシュ。しかし自分がゼロと知られ

皇帝が生きていたので、ナナリーが危ない。頼めるのはスザクだけだと思った。最初は、断ろうとしたスザクだったが、ルルーシュの必死の哀願についに心を開いた。ただ助ける為には、黒の騎士団の力を借りずに、１人で来る事を要求した。ブリタニアと超合衆国の全面対決を前にかつての親友が、思い出の場所で再会する。只では終わるはずがないですが、果たしてどうなるのでしょうか？個人的には、キーパーソンはシュナイゼル殿下だと思っています。