コードギアス反逆のルルーシュＲ２第１４話「ギアス狩り」

　ジェレミアのギアスキャンセラーによって、掛けられていたギアスが解けたシャーリー。改変された記憶と忘却された記憶が全て蘇り、ルルーシュが父親の敵ゼロであると思い出した。更に

周りにいるヴィレッタが、ブリタニアの軍人であり、クラスメイト達も全て偽りの記憶によって、存在していたと認識。忘れていたナナリーが、総督の立場にある事を疑問に思った。

　不安に思い誰にも相談出来ないシャーリー。信頼出来る人間スザクに話をすべく、イケブクロに呼び出した。一方トウキョウ租界での作戦状況を確認すべく、ルルーシュもイケブクロへ向かい３人は、鉢合わせになった。同じ頃ギアス嚮団からルルーシュ抹殺の為、肉体を改造された

ジェレミアが、アッシュフォード学園にやって来た。諜報部員をあっという間に切り殺し、立ちはだかった咲世子と激しい戦いを繰り広げた。

　更にロロも参戦して、ギアスを使い体感時間を止めた。しかしギアスキャンセラーによって、簡単にギアスを破るジェレミア。背後から咲世子を切り付け、ロロ倒し首を鷲掴みにした。そこに

ヴィレッタがやって来て、ルルーシュから自分を解放するように訴え、イケブクロに居る事を教えた。ただこの言葉は、ルルーシュとロロ達で挟み撃ちにする為の狂言だった。

　イケブクロでは、スザクに思い出した真実について、話すべきか悩むシャーリー。ルルーシュがエリア１１に居たが、それが信じられないズザク。２人の会っている理由を推理するルルーシュ。３人が何も喋らない微妙な状況の中、駅ビルの屋上租界とゲットーの境目に来た。トウキョウが分けられている状況を１つにしたいと口にするスザク。この言葉が、スザクでさえルルーシュと組んで、黒の騎士団に協力しているかもしれないという疑心暗鬼に襲われたシャーリー。

　何もかも信じられなくなり、２人から離れようとビルの断崖に立ち、地上に落下しそうになって

しまった。寸前の所でルルーシュが手を伸ばし、スザクがルルーシュの足を押さえた。手を離すように要求するシャーリーに対し、これ以上誰も大切な人を失いたくないと告げたルルーシュ。この一言が、心を動かし両手を掴んで助けられたシャーリー。改めてルルーシュは、孤独な戦いを

しているのだと思い、全てを水に流し、ルルーシュの為に協力しようと決意した。

　その後イケブクロにジェレミアが現れ、挑発するように姿を見せるルルーシュ。わざと誘い込むように逃げ、２人は列車が止まっているホームにやって来た。そこで罠を張ったルルーシュは、サクラダイトを利用した、ジェレミアの身体をゲヒオンディスターバーで止め、嚮団の場所と嚮主

Ｖ．Ｖ．の居場所を聞きだそうとした。しかし執念の男ジェレミアは、動くはずの無い身体を動かし

祖国に叛旗を翻した理由を尋ねた。

　母マリアンヌを見殺しにし、妹ナナリーの目と足を奪った恨みを晴らす為に、ゼロとなった事を告げた。ジェレミアは、マリアンヌの為に忠義を尽くそうとしていたので、マリアンヌの為に動いているルルーシュを新たな主と認め、仕えようと決心した。こうしてジェレミアを味方に引き入れる事が出来たが、シャーリーが記憶が戻った事をロロに知られ、自らの銃で撃たれ、血まみれに

なって倒れていた。記憶が戻り真実を知っても、ルルーシュを愛する気持ちは変わらず、今度は協力しようとしたシャーリー。再び生まれ変わっても愛し続けると言い残し、若い命を散らした。

　「大丈夫兄さん。シャーリーの記憶が戻っていたんだ。拳銃を手に兄さんを追い掛けていた

から。兄さんの敵は、僕が排除しなきゃ。」シャーリーの死に立ち合い、悲しみに暮れるルルーシュに記憶が戻ったシャーリーが、命を狙っているから殺した事を告げたロロ。「ロロよくやってくれた。お前が居なかったら、俺の秘密がばれる所だった。」大切な人を殺され許せない気持ちを持ちながら、あえてロロに感謝したルルーシュ。「じゃあギアス嚮団をぶっ壊しに行くか！黒の騎士団で奇襲をかけ、ギアスの源を殲滅する。逃げているだけでは明日は来ない。俺達が幸せになる為だ。」逃げるのではなく、逆に嚮団に奇襲をかけようと提案したルルーシュ。Ｖ．Ｖ．は、自分を拾いギアス能力を与えた恩人だが、ロロはルルーシュを信じ戦いを決意した。（あーあやはり

ロロは、ルルにボロ雑巾として利用されてますね。また幸せなんて甘い言葉で。シャルル皇帝の言う通り、人間都合のいい嘘を付きますね。２１年前のブリタニアでは、マリアンヌとＣ．Ｃ．が一緒でした。どうして２人が一緒なんでしょう。それに神を殺し嘘を壊すとは、まだまだ神の存在が分かりません。Ｖ．Ｖ．はコーネリアに兄弟は、最も美しい関係だと言っていましたけど、確かに血のつながりがあれば、そう思えるかもしれません。）

　一方シャーリーが、自らの銃で自殺したと報告されたスザク。葬儀に参列した後、埋葬される

棺を見て泣きじゃくる母親。突然の死に言葉の無いミレイ達。その知らせは、ブリタニア本国に

居るニーナにも伝わり「とても明るい娘で、正直私苦手でした。」自分とは正反対の性格のシャーリは苦手だと、カノンに答えたが、本当は天真爛漫な明るさに憧れ、感情が抑え切れず涙を

流し悲しみに暮れた。（苦手だったけど、好きだったと思いました。カノンの言う通り、涙は人間の感情を表す、一つの目安ですから、オナニーナは大丈夫ですよ。抱き付いたカノンは、すげえセクハラですけど。それにしても皆ルルが、居なくて変に思わないのかな？）

　合衆国日本の暫定首都になった蓬莱島では、Ｃ．Ｃ．が一方的に自分に伝言係を押し付け、ほったらかしにする、ルルーシュへの愚痴をこぼしていた。「Ｃ．Ｃ．ジェレミアとロロの協力で嚮団の位置が特定出来た。ゼロ番隊を投入して、一気に嚮団を殲滅する。」中華連邦内の嚮団への殲滅をいきなり伝えて来たルルーシュ。「シャーリーはギアスに殺されたんだ。これが王の力というのなら、１人で十分だ！ギアスという力そのものをこの世から消してやる。」理由を尋ねられ、改めて悲劇を繰り返さず、贖罪（罪滅ぼしをする事）として、ギアスに翻弄されたシャーリーの為、たとえ非武装組織であっても殲滅の道を選んだ。不老不死の敵Ｖ．Ｖ．に対しては、活動不能にすれば良いと答えた。「お前が俺に協力するかしないのか確認したい。」かつて嚮主を

務めた組織に対する、殲滅作戦の協力意思を確かめたルルーシュ。「私とお前は共犯者。最期を見取る覚悟はある。」作戦の協力を示唆したＣ．Ｃ．。ただ願いを問いただされたが、作戦に

関係が無いので答えなかった。（Ｃ．Ｃ．＝我侭という図式があるのですね。果たしてＣ．Ｃ．が

ギアスを与えて、果たして欲しい事とは。かつての盟友マリアンヌに関する事でしょうか？）

　嚮団本部では、コーネリアやバトレーの処遇について、Ｖ．Ｖ．と幹部達が話し合いをしていた。その時ジェレミアからの定期通信としてモニターに映し出されたのは、ジェレミアではなくルルーシュ！「お前がＶ．Ｖ．か！聞きたい事がある。トウキョウ決戦の時、ナナリーをさらったのはお前か？神根島に俺やスザク達を集め、観察者を気取っていたのか？」改めてあの日の出来事について問いただした。その間にもコンピューターで、Ｖ．Ｖ．の居場所を捜索しながら。「そうだよ。でもそれを聞くという事は、記憶が戻っていたんだね。じゃあＣ．Ｃ．を頂戴。」ナナリーを連れ去った事を認めたＶ．Ｖ．。記憶が戻った事を知り、Ｃ．Ｃ．を差し出すように要求した。（確かに

あの時神根島にＶ．Ｖ．は居ました。ルルーシュにトラップを仕掛けたりしてましたよね。その時

スザクとルルーシュのやり取りを、どんな風に見ていたのか？）

　「もう遅い！これは俺とお前の戦争となった。」改めて宣戦布告したルルーシュ。既に存在位置を把握。エリア１１のアッシュフォード学園にまた居ると思わせて、油断させ脱出時間を遅らせたＶ．Ｖ．に対し、ゼロ番隊の月下による奇襲攻撃が敢行され、騙す為に作ったセットが崩れるとそこには、嚮団を裏切ったロロのヴィンセント。ジェレミアのサザーランドが、脇を固めていた。こうして始まった黒の騎士団の嚮団殲滅作戦。非武装の研究者達にも容赦無く攻撃を加えた。「木下

副隊長何か変です。ここは本当にブリタニア軍の施設なんですか？」ルルーシュは、ブリタニア軍施設の攻撃と称して、黒の騎士団に攻撃命令を下していた。しかし無抵抗で武装もしていない施設なので、団員が副隊長の木下に疑問をぶつけた。

　「疑わしきは罰せよ！ブリタニアは、中華連邦の内通者と結託し、死なない兵士を研究、実験している。このような命の冒涜を許せしてはならない。研究員やデータは全て抹消する。全てを破壊し焼き尽くせ！実験体と思しき者を発見し次第、全てケースに封印せよ。私自ら検証する。」死なない兵士の研究施設であり、それを許してはならないと一喝したルルーシュ。躊躇わず攻撃を加え、ギアス能力者を封印せよと命じコーネリアを探していたバトレーを射殺した。

（バトレー将軍もギアスに振り回されました。クロヴィスは、Ｃ．Ｃ．皇帝に差し出そうとしましたが、既に知っていたのです。本当に振り回された哀れな最期でした。一方で黒の騎士団は、藤堂達の活躍でサウジを平定。合衆国憲章を草案しようとしていたのですが、ゼロの内密行動に対し疑いの目を持ち始めています。それは咲世子の適切な処理で、ディートハルトが上手く丸め込んだようです。しかし今度は扇に対して疑いの目を持ち始めています。そしてエリア１１からは、自分の存在が黒の騎士団に漏れないようにすべくヴィレッタが、旅立ちました。扇が今後の鍵になりそうです。）

　「Ｖ．Ｖ．を追い詰めた以上、後はロロの機体に仕掛けた爆弾を作動させるだけ。シャーリーへの償いとして、ロロの命を捧げる。」兄の為同胞のギアス能力者や秘密を知った黒の騎士団員を

抹殺したロロの気持ち。しかしルルーシュは、シャーリーを殺したロロを許さず、ヴィンセントに爆弾を取り付け、Ｖ．Ｖ．もろとも抹殺しようと企んでいた。償いをさせる為に！その前にトウキョウ決戦時ジェレミアが搭乗したジークフリードが、突然姿を現し、蜃気楼に攻撃を加え、ルルーシュに狙いを定めた。「お前は下がっていろ。狙いはお前だからな。」参戦しようとするＣ．Ｃ．を止めたルルーシュは、ジークフリードを囲んだロロやジェレミア達に一斉攻撃を命じた。（オレンジ改めてジェレミアが、もの凄くかっこいい。それに引き換えロロは、ついにボロ雑巾のようにルルに利用されて捨てられるのか？）

　各ナイトメアフレームから、ジークフリードへの一斉攻撃が加えられた。ただ電磁装甲の前には歯が立たず、回転しながら攻撃をはね返し、反撃に転じるＶ．Ｖ．。「ジェレミア君はゼロを恨んでいたよね？」本来ジークフリードのパイロット、ジェレミアに裏切りの理由を尋ねた。「然り！皇族への忠義を果たせなくなった。されど仕える主がゼロであったなら、マリアンヌ様の為にも。」ゼロの為に忠義を果たせなくなったが、マリアンヌの遺児ルルーシュのに忠義を尽くす事が、マリアンヌのへの忠義だと答えた。「お前もその名を口にするか！」異常なまでにマリアンヌに対して

敵意を燃やすＶ．Ｖ．。（何でマリアンヌの事を恨むのか？理由が分からないですね。それは過去に遡らないと。やっぱりスザクはルルが、ギアスの秘密を知られてシャーリーを消したとカレンに教えています。さてルルに付いて行くのか？それとも裏切るのか？なんだか黒の騎士団が

一枚岩では無くなった気がします。）

　「ロロ何とかジークフリードに近づけないか。取り付くだけでいいんだ。後の策はある。」たとえ

ギアスが効かなくても、ヴィンセントで取り付けるかどうか尋ねたルルーシュ。取り付いた後爆弾で、Ｖ．Ｖ．と共に始末しようと黒い罠を知らず、兄の為に必死に取り付こうとするロロ。しかし脱出準備が整い、Ｃ．Ｃ．を捕える手段を掴んだＶ．Ｖ．。ヴィンセントに攻撃して、両足を破壊。それでも必死に兄の言う通り取り付いた。「よくやってくれたロロ。これでお前も・・・・」爆弾のスイッチを押そうしたルルーシュ。その前に地上から攻撃されるジークフリード。飛ばされたヴィンセント。攻撃をしたのは、月下に乗ったコーネリア。装甲が弱まり、チャンスが到来。図らずも姉弟の２人で、共通の敵Ｖ．Ｖ．に攻撃を加え、ジークフリードは月下に激突した。（コーネリアは、蜃気楼のパイロットが誰か知りませんが、ナイス連携でした。知っていたら攻撃したでしょうか？）

　その後脱出しようとした幹部達に対し、Ｃ．Ｃ．が元饗主として「ギアスの系譜」を閉じようと

ケジメの攻撃を加えた。更にジークフリードが制御不能になり、傷付き元の場所に戻ったＶ．Ｖ．

を追い詰めるルルーシュ。再び神根島で経験した出来事に遭遇。気がついた時には、ブリタニア

本国にあるアーカーシャの剣の前に立っていた。「我が息子ルルーシュよ。時は来た贖い時が

来たのだ。」目の前には、ブリタニア皇帝が現れ、ついに対面した２人。ギアスの系譜を叩き潰そうとしたが、いきなり異なる世界に飛ばされた。（贖いとは、償う事です。）

　いきなりの急展開で幕を開けた後半戦。絡み合う謎と「嘘」というキーワード。なんだか嘘つき

ばかりで、皇帝は兄を嘘つき呼ばわりするし、黒の騎士団はゼロに対して懐疑的な目を向け、スザクはカレンにリフレインを使って、正体をはかせようとします。色々な嘘がありますよね。来週はどんな展開になるのか、皇帝とルルーシュの親子対決がメイン。それにコーネリアとルルーシュの対峙も気になります。ただあの世界って普通じゃないです！個人的にはロロの弱点が、ギアス使用時に心臓が止まる事にビックリです。