ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人管理人ぴっころさんのお誘いを受け、私も今期終了アニメの評価を付けたい思います。作画とか全然分からないですが、とりあえず評価してみたいと思います。評価する作品は、私が執筆した「ヴァンパイア騎士」・「ドルアーガの塔」・「図書館戦争」の3作品です。


・ヴァンパイア騎士(総合得点22点)

・ストーリー・・・・4点

 もう少し詳細説明がないと、理解出来なかった。脳内でストーリーを消化しないといけないのは

問題だと思った。それでも最終回に向けて、零に過酷な運命を与えた純血種閑(しずか)の登場によって、盛り上がりを与えた所はよかった。第2シリーズに向けての謎を残しているのも、また

観たいと思わせました。


・キャラクター性・・・・4点

 美形キャラクターが多く登場するので、男女ともかっこいいし美人。しかしそれぞれのキャラが

立っていて、分かりやすい。特に良かったのは、ヴァンパイアのリーダー枢を慕うが、想いが

届かずつらさを味わっている瑠佳(るか)ですね。


・画・・・・4点

 スタジオディーンの作画は、流石に安定してました。美形のヴァンパイアと醜悪なレベルEの

対比が、印象に残りました。ただ皆同じに見えたのは私だけでしょうか?


・演出・・・・4点

 ヴァンパイアが題材なので、どうしても夜のシーンが多い。それを上手くかもし出す為にBGM

を効果的に使っていた。また声優でよかったのは、双子の零と壱縷(いちる)をちょっとした声質を変えて演じ分けていた、宮野真守君です。


・音楽・・・・2点

 ヴァンパイアの世界観を表現して事は、よくわかりました。ただ余り印象に残るBGMがなく

ちょっとがっかりした。BGMによって、より世界観を演出出来たと思うので勿体無い。


・総合評価・・・・・4点

 基本は女子向けですが、濃いBL要素が無かったので、男子でも十分楽しめた作品。最終回に向けて、どんどん謎を解き明かし、第2シリーズに繋げる構成は、興味を繋げるには非常に効果的だったと思います。



・図書館戦争(総合得点24点)


・ストーリー・・・・5点

 基本は主人公笠原郁の成長と恋愛を描いた物語。郁を中心に関東図書隊に巻き起こる、検閲に対する戦いや恋愛を上手く絡めていました。内容も凄く分かりやすく、原作を知らなくてもとても面白かったです。出来れば良化隊側から視点の作品も観たかった。


・キャラクター性・・・・4点

 体力熱血バカの郁。大人になった熱血バカ堂上。今数少ない熱いキャラクターが登場しましたけど、それほどウザクなく好感が持てました。個人的には、客観的に2人を見ながら、大人の対応をする小牧がよかったですね。


・画・・・・3点

 まあ普通だと思います。作画崩壊も無く、ごくごく当たり前のレベル。内容が良かったので、作画自体は気になりませんでした。

・演出・・・・5点

 良化隊におけつ検閲のひどさ。手塚の兄慧の巧みな罠など、台詞をうまく使って効果的に

表現していた。最終回に登場した郁のメッセージは、私達視聴者にも訴えかけるメッセージと

しての台詞だったと思います。


・音楽・・・・2点

 戦闘シーンが多かったのですが、ギアスのように盛り上げるBGMが無く、正直印象に残らなかった。戦闘シーンとBGMは一体だと思うので、もう少し高揚感を与えるBGMが欲しかった!


・総合評価・・・・5点

 初めて観たノイタミナ枠作品。ライトな印象を受けとても観易かった。自分の性格と登場人物

をフィードバックしながら、表現の自由というテーマを考えさせられた良作でした。是非第2期も

観たいとですね。


・ドルアーガの塔(総合得点16点)

・ストーリー・・・・4点

 第1話を観た時は、正直がっかりしました。それでも第2話以降は、正統派RPGアニメとして

ジルと仲間達の成長を描いたストーリーになったのは、より楽しめました。最終回に向けての

複線も視聴者の興味を継続させ、工夫されていると思います。


・キャラクター・・・・3点

 正直キャラクター1人1人のバックボーンが分からなかった。特にカーヤの目的やニーバの心情など、もう少し触れた方が、よりキャラクターの特徴がハッキリしたと思います。


・画・・・・2点

 キャラクターの顔に変な印象を受け、キモイ顔が多々あった。戦闘シーンは良かったと思いますけど。個人的には、あまり好きでは無かったです。


・演出・・・・3点

 淡白な印象を受けました。もう少し工夫が欲しかった。それでも最終回の大どんでん返しの

演出は、個人的には驚きをもたらしてくれたので、多少救われた感があります。


・音楽・・・・2点

 BGMは、全く印象に残らず残念でした。ドルアーガの塔の壮大さ、日常、ギャグを表現するBGMが、もっと効果的に使えていればと思うと勿体無いです。


・総合評価・・・・3点

  最初バラバラだった登頂者達を描きながら、ジルはどんどん成長していくストーリーを描いていたのは、正統派として楽しめました。最後は全員が力を合わせて、ドルアーガを打ち倒した

時には、満足感を得られました。それが一転ニーバとカーヤが、仲間を裏切り次のストーリーの

複線として使われたのは、もの凄く意外性があったので、とても驚きました。



 ベストキャラクター賞

  笠原郁(図書館戦争)


 ベストOP賞

 xxxHOLiC継「NOBODY KNOWS」(スガシカオ)


 ベストED賞

 図書館戦争「Changes」(Base Ball Bear)


 ベスト声優賞

 男性 宮野真守(ヴァンパイア騎士)

 女性 沢城みゆき(紅・図書館戦争・クリスタルブレイズ)