彩南高校の１年生結城リトは、同級生の西連寺春菜に想いを寄せていた。「よし今日こそ
春菜ちゃんに！」隠れながら告白のタイミングを狙うリト。「リト、何やってんのお前？」背後から
声を掛けて来たのは、同級生の猿山ケンイチ。「何だまた西連寺の事見てたのか！」リトが春菜
の事が好きだと知っていたケンイチ。何気なく突っ込むと超奥手で純情なリトは、恥かしがった。
「うっせえ、今日は見てただけじゃねえ。タイミングを窺っていたんだ！今日俺は春菜ちゃんに
告白する！」見てただけだと突っ込まれたリト。今日こそ春菜に告白しようと決心した。「はあ
またか。」ケンイチは、そんなリトの宣言を間に受けず、いつもの事と受け流した。（ケンイチの声
アレルヤさんじゃないですか？To LOVEるに武力介入です。導入部分は分かりやすくていい。
正直注目してなかったのですけど。）
リトが春菜と知り合ったのは中学２年生の時。花壇を荒らした濡れ衣を着せられた時、教師も
生徒も全員疑った。誰からも濡れ衣だと、信じてもらえなかったリト。しかし春菜だけは「私は
結城君を信じたい！だって結城君は・・・・・・」リトの無実を信じようと、友人に言及していた。春菜の可愛さと優しさにひかれたリト。その時から好きになり、何度も告白しようとした。しかし色々なトラブルに見舞われ、中々告白するチャンスがなかった。（春菜ちゃんもリトの事を想って
いますね。フラグが立っているけど、これで成立したらアニメにならない。それにしても何で象が
突進して、リトを踏み潰すんだ？）
「よし俺言う！あの時からずっと君の事がす・・・・・・・！」放課後目の前に春菜が、通り掛った時に告白を試みたリト。しかし超純情で何も言えず、立ち去って行ってしまった。「あのう・・・・・」
勇気を振り絞り声を掛けようとしたが、また空から巨大な物体が降って来て、リトの前に落下。
「何なんだよこれ。やっぱ駄目だ！」告白に付き物のトラブルに泣かされるリトだった。（こういう時宇宙からヒロインが来るならば、やって来るのが普通じゃないかと。）
「そうかやっぱり駄目だったか。普段は強気なのに、恋愛に関しては超ヘタレだからな。それに水着グラビアを見せただけでも、気絶する純情君だし。」告白出来なかった事を報告したリト。
ケンイチに当然のように言われてしまった。「それは昔の事だろ！」リトは、純情なのは昔の事だと否定した。しかし春菜の水着姿を想像すると、すっかり恥かしがり、やはりケンイチの言う
通り超純情少年のままだった。
「お前告白の前に、女の子に免疫を付けた方がいいぜ。」今まで女の子と会話もまともになかったリト。風呂に入りながら、ケンイチにアドバイスを受けて、女の子に対する免疫の付け方を考え初めた。そんな時空から新たな物体が降って来て、結城家の風呂に直撃した。「風呂が爆発
した！」当惑するリトの前に、いきなり裸の美少女が立っていて、思わずおっぱいを鷲掴み！「ねえもうおしまい？」微笑み掛ける美少女の登場。「うああああ！」顔を真っ赤にして恥かし
がるリト。その声を聞きつけて妹美柑（みかん）がやって来た。しかし風呂には既に美少女の
姿は無く「リト年頃なのは分かるけどさ、妄想と現実の区別くらいはつけようね。妹として恥かしいから。」美柑から冷やかな目で言われてしまった。
自分自身でも美少女の存在が、妄想だとさすがに「やばい」と思い始めたリト。部屋に戻ると
風呂にいた美少女がタオル１枚でベッドに座っていた。「何だお前は？」驚き恥かしがりながら
何者か確かめるリト。「あたしララ！デビルーク星から来たの！」自らをデビルーク星から来た
という非現実的な事を言い出した、美少女の名前はララ。デビルーク星から逃げ出し、王室親衛隊隊長ザスティンの追っ手を振り払い、自ら発明した「ぴょんぴょんワープくん」を利用し生体単位での短距離ワープを試み、辿り着いたのが地球の結城家の風呂だった。（まあ出会いの
シーンとしては、ごくありがちですね。悪魔っぽい尻尾があるのが、デビルーク星人の証拠。）
タオル１枚のララの胸を見て、目のやり場に困るリト。「ララ様よかった無事で。」突然窓から
やって来たのは、ララが作ったコスチュームロボットのペケ。リトを冴えない顔の地球人呼ばわりする中々の毒舌家だ。早速ペケが変身して、コスチュームを身に付けるララ。「なんつう恥かしい服だ。」胸が強調されて、地球では見ない恥かしいコスチュームだと思ったリト。（無駄にエロい
顔を強調したララちゃん。まあエロを重視した深夜アニメらしい作りだと思いましたけど。）
そんな時黒いスーツを着た男２人が、突然リトの部屋にやって来た。「困ったお人だ。地球を
出るまで大人しくしてもらいますぞ。」男達はペケを尾行し、ララをの居場所を見つけ連れ戻しに
来たのだ。ぴょんぴょんワープ君は、エネルギーチャージに１日が必要。だからワープして逃げ出す事は出来ない。「大人しく来るのです。」無理矢理ララを掴み、連れ帰ろうとする男達。腕を噛み必死に抵抗するララ。「何で俺の部屋でこんな修羅場が！土足でカーペット踏んでるし、勘弁してくれよ。」いきなりの光景に引き気味のリト。
しかし女の子が嫌がっている状況を見過ごせず、持ち前の正義感と運動神経を発揮。部屋に
あったサッカーボールを男の顔面にぶつけ、窓から外に逃げ出した。「女の子がさらわれそうな
状況で、黙って見過ごす訳にはいかないだろ。」ララから助けた理由を聞かれ、目の前で女の子が嫌がる状況を見過ごせないと言及したリト。必死になって家の屋根のジャンプして、追っ手の
男達から逃げた。（屋根の上ってハットリ君じゃないのだから。）
公園まで逃げた２人だったが、男達は行く手を遮り逃げ場を失ってしまった。「来るな！来る
んじゃねえ。」必死になって守ろうとするリト。「随分と勇ましいな。そこをどけ地球人。部外者は
引っ込んでいてもらおうか。」宇宙船から降りて来たザスティンが、リトにララの引渡しを要求
した。「そんな事出来る訳ねえ。」断固拒否した。「もう一度言うそこをどけ。力ずくでもどいて
もらう。命が惜しければ、そこをどけ！」もう一度退くように脅すザスティン。恐怖と家に帰りたい気持ちを持ちながら、必死でララを守ろうとするリト。
緊迫した状況の中、ザスティンはララに家出を止めるように要求した。「あたしもうこりごり
なの。後継者がどうとか知らないけど、毎日毎日お見合いばっかり！パパなんて関係無い
もん。」後継者を求める父親に毎日見合いをさせられたララ。ついに反抗しデビルーク星をから
家出をして来たのだ。そして「ＧＯＧＯバキューム君」という巨大吸い取り機を転送させ、一気に
ザスティン達とリトまでも吸収した。（家出で地球にやって来たという設定。まあジャンプのラブコメにありそうな展開ですけど、まずまず面白いですよ。それにしても止め方がわからないとは
天才なのか、間抜けなのか紙一重なララちゃんでした。）
翌朝リトは、昨晩の騒動を考えながら、２度とララに関わりたくないと思っていた。「おはよう
結城君。」昨晩犬の散歩中にリトとララが、屋根の上を逃げていたシーンを目撃した春菜。それを確かめようと声を掛けたのだ。しかしリトは「春菜ちゃんが、俺に声を掛けてくれた。こんなチャンスは滅多にねえ。今しかねえ。」春菜に告白しよう必死だった。「俺あの時から君の事が好き
でした。付き合って下さい！」勇気を振り絞り告白したリト。
「へえそっちもそういうつもりだったんだ。これで婚約成立だね。結婚しようリト！」春菜に告白したつもりのリト。しかし目の前にはララがいた。抱き付きいきなりの結婚発言。こうしてリトと
ララと春菜の物語はスタートしたのだった。
王道的なラブコメですけど、導入としては分かりやすくて良かったと思います。人物構成も
分かり易く、主人公と宇宙人のヒロインと地球人のヒロインの三角関係が軸になりますね。とりあえず視聴し続けたいと思います。エロもありますし、深夜アニメらしい作品です！
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