霧ちゃん  

今年も待ちに待っていたCanvas2がスタートしました。新キャラクターも登場して何やら浩樹を中心に

四角関係が成立するような内容になりそうです。それも視聴者側から観ていれば凄く面白いです!

 さて浩樹は、理事長代理である鷺ノ宮紗綾から撫子学園の教師になって欲しいというオファーを受ける。

そして撫子学園には、特別講師という芸術に秀でた人物を呼ぶ習慣があるというのです。今回その美術の

特別講師として呼ばれたのが、浩樹・霧の幼馴染みの柳慎一郎であった。

 そして舞台は、3人の高校時代タイムスリップする。当時浩樹と慎一郎は、美術部に所属して画家になる

ことを夢見て「全国新人美術展」に出展しようとしていた。霧は、そんな2人応援してのだが「浩樹と慎一郎のどっちが好きなの」なんて所属するバスケット部員に冷やかされていた。しかしこの美術展がきっかけに

仲の良かった3人の関係が変化していくのです

 夏休み霧の提案で、絵の題材探しにスケッチ旅行に出掛けます。実は慎一郎は、どうしても美術展に入賞したかったのです。彼は美術展をステップに東京の美術大学に進学することを目標にしていた。しかも

慎一郎は霧のことが好きだった。(言葉では3人はずっと友達だよなんて言っていたけどね。)ただ男女の友情というのはどうしても成立しないものなんですよ。

 霧は、ある日の放課後浩樹を屋上に呼び出します。そこで「好きな人がいるの」と尋ねます。霧は浩樹に

「好きなの、私浩樹ことが好きなの」と告白しますが、浩樹は「ごめん」と謝ります。しかも慎一郎がその

様子を見ていたのです。それからというもの微妙な関係になって行く浩樹と霧!(うーんなんか嫌な展開)

 そして慎一郎の美術展に出展する下絵が完成したのですが、何とそれは霧がモデルの絵で元々は

浩樹が描いていたものと同じものだった。つまり慎一郎は、浩樹の絵を盗作したのです。しかし浩樹は

慎一郎に何も言おうとはしなかった。その後「全国新人美術展」に入賞し、喝采とスポットライトを浴びて

東京の美術大学への進学が決まった慎一郎に対して、浩樹は大きな差が出来てしまった。絵の才能は

浩樹の方が凄いにもかかわらず

 慎一郎は、浩樹に「僕はどうしても画家になりたい。その為に東京の美術大学に行きたい」と自分の本心を語ったのだが、浩樹は「絵のことは、俺達だけの秘密だ」と言い残し去っていった。その後浩樹は、浪人して美術学校に通いながら「全国新人美術展」に出展したのだが落選してしまう。さらに同窓会が東京であり

その会場に向かった浩樹は雨の中待っている霧の姿を見たが、そこに慎一郎が登場し傘を差し出す。

そんな光景を見た浩樹は、絵に対するモチベーションを失い絵を描かないことを誓った。(つらい話です。)

 ずっと3人友達だと思っていた3人が、年齢を積み重ね恋愛感情とジェラシーという心境の変化が3人の関係を変えることになってしまった。そんな3人が立場を変えて再会したのです。来週からエリスを絡めた

新たな四角関係がスタートするのです。

 いや本当に今流行っている萌えアニメとは、一線を画した良作で心情描写が本当にうまいアニメだと

思います。まだ観ていない方は、是非観てみて下さい。