フォーマットとは、SDカードを初期化する作業のことです。ドライブレコーダーで録画を続けると、SDカードに余分な断片化ファイルなどが蓄積され、ドライブレコーダーがフリーズする不具合が起きる原因になります。推奨している通り、定期的にフォーマットを行いましょう。

ドラレコは車内のかなりの高温下で、常に書込み処理を続けております。これは電子記録媒体としては他にないほど、過酷な環境です。
このような状況で継続して使用しておりますと、いずれ書込みエラーが出るようになります。また読み出しにも時間がかかるようになるため、ドラレコの起動や操作も遅くなることがあります。

書き込みエラーなく安定して録画を続けるために、定期的なフォーマットが必要になるということです。

なおデータが一杯になるのでは?という点ですが、仮にもドライブレコーダーでしたらすべての機種で、自動的に古いデータから上書きをしていきます。32GB程度のSDカードでしたら、通常は数時間も録画すればいっぱいになり、その後は自動上書きされていきます。
ですからファイル容量のためだけでしたら、フォーマットは不要です。フォーマットは、あくまで書き込みエラーを減らすためのものです。

なお、ドライブレコーダーの設定にGセンサーの感度で運転振動状況によって、衝撃を検出し、事故と判断した場合で録画中のファイルをロックして削除又は上書きされることを阻止し、重要な証拠として保護します。大量のロックファイルは積むとSDカードのメモリが一杯になった時、手動でアンロックして削除或いはSDカードをフォーマットする必要があります。

またフォーマット作業は単にメニュー内で「SDカードフォーマット」を選択するだけで、30秒もかからない作業です。面倒なことはありません。運転開始前や信号待ちの際など、思い出した時に行っていただければ十分です。