どんな暗闇にも
光があるっていう矛盾を抱えながら生きている気がする。
瞬きした瞬間の一瞬の闇は
次の光を求めるために必要な行為であって
闇があるから光があって
闇があるから光を求めるんだなあって思った。
死があるから生があって
死があるから生を求めてるんだって
その欲求は正しいんだって
なんかそんな気がした。
ここは今、まさにここは光の中なのか闇の中なのかは自分じゃ分からないけど
すくなくとも光を求めていることは間違いない。
いつかひとつになって
ああここだ、って
ああ幸せだって
笑える日が来るような気がする。
気がするってことが大切なんじゃないかな。
誰にも分からないから。
「人はいずれ死ぬ」
ということを知った日から
ずーっとなにかを求めて走ってきたとおもう。
意識的か無意識的にかは分からないけど...
もしこの世界に「死」の概念が無かったら
こんなに悩んで泣いて考えてを繰り返して生きているかな?
多分、感情なんてどっかいっちゃってただろうなあ。
「明日」を生きられる奇跡を知らずに過ごしているんだろうなあ。
電車の窓から外を眺めているときに
いつもそう思う。
でもね
今の私が目にして耳にして手にしたものが
ほんとにいつか無くなっちゃうんだって
いずれ私が存在したことも消えちゃうんだって
思うとほんとうに怖い。
怖い。
「死」が怖いんじゃなくてきっと
「なくなる」ことが怖いんだと思う。
視界に映る人々
すれ違う人々
全ての人が
それぞれ意思をもって生きていて
それぞれの生活があって
それぞれの愛の形があって
......
うん。
この気持ちを言葉にしたくて。
でもやっぱ難しいね。