昭和の雰囲気が漂う「花田荘」の1階にあるカフェの扉を開けると、そこには、ゆったりとした時間が流れていた。早くも味わいある雰囲気に心地よさを感じる。
「珈琲フッコ」
その名の由来を店主に尋ねた。
「私の名前じゃないですよ」と笑みを浮かべながら答える店主はとても柔和な表情をされていた。
「王政復古、(福岡にある)文具店名の復古堂、あの復古ですよ。原点回帰です」
「ゲンテンカイキ」
店内には、心地よい音楽がさりげなく流れ、時より珈琲豆をシャカシャカしている音がアクセントのように店内に響き渡る。
「原点回帰」というと、初心に戻る、初心忘れべからず等、古き良きこと、モノがよかったな〜と、古きを見直す…といった過去に遡ることをイメージしがち。
しかし、「古きの中に新しきを観る」
未来に向かって扉を開いていくと、気づいたら元の場所に戻っていた。突き進んでいった先に、再び最初の感覚と再会する。
茶湯の心得
「稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一」
稽古を重ね、一から十まで習ったとしても、ふたたび一に立ち返ることで、学びが磨かれ、見落としていた所も見つけられるという教えである。
一に戻るも、元の場所で見ていた景色とはまた違った景色を味わっている。同じ場所をくるくる巡るのでもなく、一直線に進み続けるのでもなく、円環を描きながらぐるぐると螺旋状に前へ進んでいる感じではないだろうか。
今日は7天体、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星が夜空に直列する惑星直列の特別な新月🌑切り替え、リセットし新たにスタート
「古きの中には新しきを観る」
今こそ「原点回帰」のとき。
玄関付近に並んでいた焙煎された珈琲豆に、
「また来るね」と伝えた。
福岡LABO
珈琲フッコ@大濠公園




