ショパン・フェスティバル2024 in表参道
エリク・パルハンスキ ピアノリサイタル
@カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」


ゴールデンウィーク中に横山幸雄さんの『入魂のショパン』を聴いて、朝から晩までショパンのフルコースでお腹いっぱいになりました。音譜
しばらくいいかな…なんて思っても聴きたいと思うお誘いが時折「チケットぴあ」さんからやってきます。

私は「チケットぴあ」でよく『オールショパンプログラム』を検索します。そのためなのか「エリク・パルハンスキ」さんという存じ上げない方のピアノリサイタルのお知らせが来ました。

調べてみました。

            
   (カワイのページからの転載です)

2023年のポーランド全国ショパン・ピアノコンクールの覇者  2002年生まれ 
ポーランドの方

【プログラム】
オールショパンプログラム
ノクターン 嬰ハ短調 Op.27-1
エチュード イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄」
バラード第1番  ト短調 Op.23
バラード第2番 ヘ長調 Op.38
バラード第3番 変イ長調 Op.47
バラード第4番 ヘ短調 Op.52


ごちそうだらけのショパンプログラム ナイフとフォーク
しかも入場料1,000円! びっくり
2023年のポーランドの全国ショパンコンクールの覇者!聴いてみたい。
ゴールデンウィークに朝から晩までのショパンを付き合わせてしまって…少し懲りちゃったかな?と思いつつ取り敢えず夫を誘ってみたら「行く!行く!」の2つ返事。 スター
いつもは私が取るチケットも夫が取ってくれました。(1,000円の金額のチケットでも、チケットぴあの手数料は通常通りかかりました 😳)

天気☀️良し

ランチタイムコンサートなので12時から。
お腹が鳴ったら恥ずかしいので、早めに少しお腹に入れておきました。

表参道KAWAIに着きました。
開場前なのにかなり並ばれている方がいました。
チケットは完売、満席でした。






ピアノは当然シゲルカワイです。

開演前にエリク・パルハンスキさんの紹介
今回初来日、一昨日既に名古屋のKAWAIでコンサートがあり、本日はここで、明後日大阪でコンサートがありその後に帰国するそうです。
日本の美味しい物(寿司・ラーメンなど)をたくさん召し上がっているそう。

エリク・パルハンスキさん登場
ノクターンから。
KAWAIのピアノは木のぬくもりのような柔らかな音に聴こえます。

次いでエチュード木枯らし
…!
あれ(?)ミスタッチ…音の粒も揃ってない…

英雄ポロネーズ
何だかもう、ドキドキです。願うような気持ち。

バラード第1番
ミスタッチはもう許します。
悲しいことに最後のクライマックスで弾き直しが…ガーン
発表会で先生に「ミスタッチしても平然として弾き直しだけはしないように」と言われたのに…。

バラード第3番
少し持ち直しました。

バラード第4番
好きな曲だけにどうしてもミスタッチが気になってしまいます。ショボーン
ここでも僅かに弾き直しが…えーん

一曲一曲汗を拭きながら一生懸命に弾いてくれました。

👏👏👏

綱渡りのショパンはスリルがありました。

私は足を運んだ公演は、自分で選んだのだから!お金を払っているのだから!思い切り楽しむことを心がけています。あら捜しは極力しない主義です。楽しまなければ損だから。
どんな演奏でも演奏者が一生懸命だったら、拍手を送ります。

今まで1度だけ行って後悔した公演があります。それは演奏者がいかにも「やっつけ仕事」と、いやいや演奏しているのがありありと伝わってきた公演でした。観客として許せませんでした。

少なくとも今日のエリク・パルハンスキさんはいい演奏をしようと真剣だったと思います。
演奏終了後に少し残念そうに見えました。



アンコールのアルベニスが1番活き活きとして素敵でした。

👏👏👏



公演中は撮影録音不可でしたが、公演終了後に撮影タイムを設けていただきました。


コンディションが悪かったのかな…
入場料があるということは「プロ」なので、人に聴かせる演奏をしなくてはいけません。
少しだけ残念でした。

帰り道、夫でも「ミス多かったね」と気付いていて「でも一生懸命だったよね」と。


エリクさん、ショパンコンクールに出場なさるのかな…

いまだかつてないスリリングなオールショパンプログラムでした。