第82期 名人戦 第2局
凄まじい対局でした。


1日目
豊島九段の先手で対局開始


相掛かり

お昼を挟んでの長考から藤井名人の30手目の5五角!


藤井名人、驚きの手を放ちます。

忙しいのにいつ研究なさっているのでしょうか?
豊島も長考で応じます。

藤井名人の32手目、9三桂 


評価値はほぼ互角ですが、藤井名人の駒が躍動しているように見えます。

穏やかな進行を選んだ豊島九段が封じ手
藤井名人のややリードで1日目終了。


2日目

いろんなことが起きました。びっくり
全ては書ききれません。
胸もいっぱいです。

藤井名人のリードが広がりながら午前中は進行。
豊島九段の大駒が身動き取れない状態で固まっています。


藤井名人の1筋の攻め


ここからドラマが始まります。

豊島九段の1四桂を藤井名人が同香とした手が悪く、藤井名人の評価値が下がります。

何故かそれから藤井名人、どんどん評価値が下がります。

いつの間にかきつきつだった豊島九段側がほぐれて駒が動きやすくなっています。

豊島九段がリードを広げ優勢かと思いきやまた互角に戻ったり、いつものこと如く複雑難解。

夕食休憩後

評価値は互角ではありますが、豊島九段が指しやすそうです。せっかく入手した藤井名人の飛車がつかまりそうです。


豊島九段、リードを広げます。
駒が複雑過ぎて私には全く理解できません。

78手目、藤井名人2五桂
豊島九段のリードがさらに広がりました。



豊島九段がかなりリードを広げたと思ったら、藤井名人の2七歩成を同銀とせず玉逃とするとまた逆転。

藤井名人のリードに変わったと思ったら、ベストの桂馬の効いている3七歩を指さず豊島九段再び逆転。🌀🌀🌀

時間はお互いに残り少なくなります。😵‍💫

盤面はさらに難解複雑…🌀🌀🌀

藤井名人は、こういう場面でベストを指さなくて、相手が間違える手を指されます。

豊島九段が再びリードを広げ龍もできて行けそうだと思ったところ、またまた互角。
(なぜかは理解不能)

手に汗握る展開

豊島九段、正確な指し回しで徐々に藤井玉を追い詰めていきます。かなり評価値が上がりました。


最終盤で地震発生!
考慮中の藤井名人、全く動揺ありません。
家でも揺れました。
成田ならかなり揺れたのでは…


藤井名人を追い詰めたと思ったところ、豊島九段が3六金と上がったところでまた互角に


藤井名人のの5九角打ちに豊島九段の玉のが2七と上がったところで一転、藤井名人がリードと変わります。
そして藤井名人の2四桂…厳しい…


豊島玉を追い詰めます。
藤井名人の攻めが始まります。


豊島九段も馬で王手をかけますが(毒饅頭)8二玉とかわされ





豊島九段の投了となりました。


一手一手一手があまりに深く…私にはこれだけしか語れませんが、逆転に次ぐ逆転の凄まじい対局。この対局中に何回山があったでしょうか。

第1局からすごい対局でもう今年の名局賞かと思うほどでしたが、第2局も本当に素晴らしい対局でした。

私は単純で、感動はどんどん上書きされてしまいます。
この対局が1番凄かったと、毎回思わせていただけるこのお2人の対局。
この第82期名人戦第2局も名局として語り継がれることでしょう。おねがい

✨✨✨✨