今日はまず、皆さんに質問したい。
「恋人(夫or妻)と、初めて観た映画は何ですか?」
まずはこれをリサーチしたい。
果たして、私達夫婦のチョイスは変なのか、普通なのか?
今にして思えば、あれが私達の初デートだったと
思います。
「ちょっと観たい映画があるんだけど…一人じゃなんだから、
付き合ってくれない?」
まだ何の既成事実もない時に、さり気ない調子で誘われました。
「あ、イイですよ。」
その時は何を観にいくかとか、全然考えずに軽くOKしまして…
当日は早めに家まで迎えに来てくれて、映画館近くの
ショッピングモールでご飯食べて、適当にお店ひやかして…
食事のときに、
「何か、女の子が19歳までに貰うと幸せになれるモノが
あるらしいんだけど…何のことだか分かるか?」
「え?ああ…銀の指輪のことですか?でも、何で○田さん
そんなこと知ってるの?」
「この間、A子とOちゃんが、そんな話で盛り上がってた。」
あ~なるほど( ̄。 ̄*)
私らが18~19の頃、ちょうどこんなジンクスが流行って
いたんですね。
ダンナはたまたま聞きかじったらしい。
「で?あゆちゃんはどうなの?もう貰ったのか?」
「いやぁ~全然。ついこの間別れたばっかだし…次の彼氏
見つける前に19になっちゃいますよ~きっと。」
「ふ~ん…じゃあ、俺が買ってやろうか?」
「え?あ?でも…」
それはちょっとマズくないか?
「そんなの彼氏から貰わなきゃいけないって決まり
ないんだろ?こういうお守りみたいなのは、かえって
手垢のついてない男から貰った方がご利益があるんだよ。」
「そうなんですかぁ~?なんかすっごいこじ付けっぽいなぁ~」
そんな風に言いくるめられたものの、まぁシルバーの相場なんて
タカが知れてるし…大袈裟に考えることもないのかな?と
その時は軽く考えてたんですね。
んで、ショッピングモールをしばらくうろついていたら…
シルバーリング発見~♪
でも何か違う…( ̄_ ̄ i)
インディアンジュエリーというヤツ?
黒っぽくてごつごつしてて、ドクロのモチーフとか…
ドクロじゃ幸せが裸足で逃げていきそうだしな~
「ダメだよこんな店じゃ。」
そう言って引っ張っていかれたのが、ちゃんとした宝石店。
えええ?宝石店はマズイっしょ(@Д@;
シルバーなら数千円…宝石店になると万の単位にならねぇか?
そ~なるとマズイ!ひじょ~にマズイ!
まず、シルバーリングがあるか確認したんだけど、
「シルバーの商品は置いてないですねぇ。」との返事。
時代はバブル最盛期だったからね~
シルバーなんて貧乏臭いもの置くか!ってことなんでしょう。
やれやれ一安心( ̄▽ ̄;)
と、思ったのもつかの間…ダンナは次の攻撃をすぐに繰り出した!
「じゃあさ、他に、女の子がお守り代わりに持つようなものない?」
「お守りというと…一般的には誕生石ですね。」
「え~私、誕生石ってトパーズだもん。地味だし、イヤ~。」
私にしてみれば、別に恋人でもなんでもない人に宝石まで
買ってもらうわけにはいかないと、「何もいらないから帰ろう」
というつもりで言ったんですね。
「あ、今はブルートパーズとかあるんですよ。キレイな水色で…
お若い方に人気なんですけど。」
おねえさん、気が利きすぎ(TωT)
んで、何点か出してきてくれて…
ダンナはドロップ型(涙型)を3つ花のように組み合わせた
1番高いヤツが可愛いって言うんだけど
こんな高いもの買ってもらったら、私確実に食われる!
内心の大パニックを知るまい(T▽T;)
確かにそれが一番可愛かったし、自分で買うのなら
相当悩んだと思いますさ。
でも、場合が場合だけに、極力興味ないフリしてさ~
結局、あ~だこ~だ言いながら、一番安いちっちゃな
石が付いたファッションリングを買ってもらったのでした。
も~アカン…わし食われる…
所詮小娘…動揺しすぎ。
これでこの後、プリティ・ウーマン系の恋愛映画かなんか
観ちゃうんだったら、完全に舞い上がってホテル経由コース
だったと思うんだけどね~
ダンナがチョイスしたのが亡き丹波哲郎氏の監督作品
大霊界
のわぁぁぁ~~~
センスねぇ~~!
いや、映画はそれなりに面白かったですけど
盛り上げたムード(?)を完全破壊するパワーが
あったぞ。
その日は結局、身体どころか唇も食われることなく
無事にお家へ帰りました( ̄▽ ̄)=3
ダンナにその話をすると
「じゃあ、あの時別の映画観てたら、あの日食えたの?」
「可能性は大だね。」
「失敗した~~~!(≧◇≦)」
…………………何を今更( ̄_ ̄ lll)