本当はもっととんでもない事件もあるんだけど

放送禁止用語のオンパレードで、ちょっと無理

なため、今日のはちょっと大人しめのこんな話。



これは…いくつぐらいの時かもう忘れたけど…

まだ私が20代前半の頃。

ピチピチのギャル(死語)だった時。



山梨の方に遊びに行ったのね。

富士五湖のあたりをうろうろドライブして

温泉に入ったり、蕎麦を食ったり…


んで、富士の樹海に風穴とか氷穴とかがあって

見学ができるようになっててね。


入ったことある人は知ってると思うけど

ただ単に薄暗い洞窟の中を順路に従って

一周してくるだけなんだけども…


何しろ、落ちちゃいけないところの柵とか、順路の

立て札だとか、必要最低限の設置のみで、あとは

自然のまんまの状態だからさ、お世辞にも歩き易い

トコじゃないわけ。

ごつごつした岩ででこぼこだし、湿度満タン!的な

穴内は湿っぽくて足元滑りやすいし…


でもこっちは思いっきりリゾート気分で来てるから

私の場合、足元はヒール高めのサンダルだし、

ロングのフレアスカートだし…


もう入った瞬間に「失敗した~」って思ったけどさ

順路は狭いし、後ろから別の客がついて来ちゃってるし

引き返せないし…


まぁたいした距離でもないでしょ。


この甘さが命取り泣き



なんかスゴイ細くなってるところもあるし、下り坂になってる

所もある。

こんなにすべるのに、下り坂って…ちょっとおお!


更に、天井までが低くなり、しゃがまないと歩けない

場所まで出現!

しかも若干下ってる。



嘘でしょぉぉ?!!




必死になってよちよち歩いていると、前を歩いていたダンナが

心配して振り返ってくれた。



「あ~~~っっ!!!」



いきなり素っ頓狂な声を出したので、ダンナの前にいた

大学生風のおニィちゃんたちのグループが振り返った

その瞬間…



「裾が汚れるっ!」



言うが早いか、私のスカートの裾をつかんで

一気に跳ね上げた。




ぶわさ~~っ!って、頭の上に達するぐらい景気良く

スカートめくりされてボー然とたたずむ私…


スローモーションでスカートの幕が下に下りていく隙間

から見えた口をポカーンと明けたニィちゃんの一団。

マヌケなダンナの顔。




え?何?

もしかして私…パンツ丸見え?…ええ?





ぎゃあ~~!!泣




「スカートめくんないでよっ!」

間髪いれず、頭ひっぱたいてましたよ。




穴から出た後も、あのニィちゃん達と顔を合わせたくないので

車に乗るまで気が抜けず、キョロキョロとかなり挙動不審

だったと思います。


ダンナがお詫びにと買ってくれたご当地ソフトクリーム

「とうもろこし味」は、甘いコーンポタージュのようで

怒りが倍増するほどマズかったです・・・・・。




もう、風穴とか氷穴とかの穴の中もゴメンじゃ!