はいは~い!続きでっす(o^-')b


あれ?

誰もいない・・・( ̄Д ̄lll)


なんてことになってそうでちょっと怖いですが・・・

始めてしまったものはそうそう引っ込められない。


今回は濡れ場(?)もあるで~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


今時濡れ場ぐらいじゃ誰も引き留められないってか?

ま、まぁ・・・とにかくまいります。どぞっ(^o^;)




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リョウちゃんが東京に行ってしまってからも相変わらずの

友達付き合いが続いた。



「退屈だよ~~!一人暮らしって、ホントつまんねぇ。」

電話をしてきてはそんな愚痴を言う。

千葉にいた頃は毎日のようにみんなで騒いでいたから、余計に

独りぼっちのつらさが身に滲みるらしい。


「じゃあ今度の日曜に、とみえと陣中見舞いに行ってあげるよ。」

「マジ?じゃあなんか食い物作って!毎日コンビニ弁当ばっか

で、栄養不良なんだよ。」

「はぁ?なに図々しいこと言ってんの?」

「いいじゃ~ん。頼むよ~~。」

「しょうがないなぁ・・・」


リョウちゃんは年上のくせに、よく私に甘えてきた。

「あゆは大人だから。」

よくそんなことを言った。

「他の女と違って、そこがいいところだから。」とも・・・


私はいつも、誰からも老けて見られた。

大人っぽく見られることがずっとイヤだったが、その時だけは

ちょっぴり誇らしかった。

大人っぽく振る舞えば、リョウちゃんが認めてくれる。

素直にそう信じていた。


とみえと二人で東京まで繰り出すと、駅にはリョウちゃんの

笑顔があった。

リョウちゃんの部屋は、いかにも「男の一人暮らし」という

感じで、雑然としていた。

「汚いなぁ~掃除してんの?」

とみえが憮然とする横で、私は流し場の掃除を始めていた。

かいがいしく、黙って掃除する。

それも大人の行動だと信じ込んでいた。


リョウちゃんが借りてきてあったビデオを見ながら、

私の作った料理を食べた。

私が料理をしている間、部屋の掃除を手伝わされていた

とみえは「何をしにきたか分からない。」と文句を言っていた。


結局とみえの言う通り、何をしにきたか分からない中途半端な

訪問だった。

駅まで送ってもらう道の途中、とみえに聞こえないように

リョウちゃんがそっと耳打ちする。

「来週は・・・一人で来いよ。」

ビックリしたけれど、嬉しかった記憶しかない。



翌週・・・

私は当然のようにリョウちゃんの部屋に向かった。

逢いたくて・・・とても逢いたくて。

二人を隔てる距離が、恨めしいほど長いと思った。


部屋に入ってからも、何となく落ち着かなかった。

二人っきりになったことは何度もあるのに・・・

今日は、身体の全ての部分がぎこちなかった。

「何か・・・作ろうか?お腹減ってない?」

「いいよ。それより、海の時の写真。武田のやつ、

やっと現像したって持ってきたぞ。見るか?」

ベットに腰掛けて写真の入ったファイルをヒラヒラさせた。


リョウちゃんの部屋は狭かったから、ベットがソファー

がわりになっていた。

いつものことなので、何のためらいもなく私は隣に腰を

おろした。


「え~いつの間にこんな顔撮られたの~?」

「見て見て!これ!田川さん、おっかし~!」


写真を見て、私が一人ではしゃいでいるような状況だった。

「ねぇ、これ、私の分も焼き増ししてって・・・」

リョウちゃんの方を向いた一瞬、突然唇をふさがれた。


「・・・リョウちゃん?」


私が何かを言いかけるのを遮るように、もう一度唇を

押しつけられた。

そして・・・

自分の身に何が起こったか分からない間に、ベットの上に

押し倒されていた。

「いいか?」

返事の代わりに、私は目を閉じた。


「好きだ。」って言われたわけじゃないけど・・・

「付き合って欲しい」って言われたわけじゃないけど・・・


順番にこだわるなんて、子供っぽいことなんだろうか?

これが・・・大人の付き合い方ってもんなんだろうか?


初めてのセックスの最中に、私はそんなことをぼんやり

考えた。

目の前にある、リョウちゃんの広い胸に抱きつきながら
少しでもそんな考えを払拭しようとした。

けれどもそんな気持ちは、晴れるどころかどんどん

深くなっていった。


今日は・・・何かがあると思ってた。


でも、いきなりこんな展開になるなんて、考えもして

いなかった。


私の考えだと今日は、リョウちゃんに求愛されているはずだった。

キスぐらいはしたかもしれない。

でも、そこから先の展開には、たくさんの時間をかけて・・・

いっぱい、い~っぱい!私を幸せな気分にさせてくれるのだと

それが普通の恋の始まりなのだと・・・そう信じてた。


男と女では、求めるものが違うのだろうか?

愛の言葉を求めるのは・・・ワガママなのだろうか?


「痛く・・・ないか?」

「ん・・・少し。」

半年ぶりのセックスは、少しだけ痛かった。


「こんな時まで・・・大人なんだな。」

コトが済んだあと、リョウちゃんが感心したように言った。

「俺・・・処女って、もっと大変だと思ってた。」


だって、処女じゃないもの。


心の中で、意地悪な私が冷静に言い放った。

「女の身体は・・・我慢できるようになってるんでしょ。」


『好きな人のためには。』と言いかけてやめた。

なんとなく、自分の方が先に『好きだ』と言うのがシャク

だった。


結局この日に、リョウちゃんが私を『好きだ』と言うことは

なかった。




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ほ~ら・・・だんだん雲行きがあやしくなってきたよ~ん。


所詮、私の恋愛談だし・・・

カッコイイとか、素敵なわきゃないのよ(-。-;)


こんなとほほな展開になっていながら、しつこく続きます。

苦情は一切受け付けません。な~んちゃって(^^;)