古い話になりますが・・・


以前ダンナが会社で怪我をして、会社近くの病院に

運び込まれて入院したことがあります。


腰の骨を折ったんですがね。


これ言うと普通の人はすごく心配してくれますが

何のことはない。ちょっと欠けただけ。

手術も何もなし。ただダラダラ寝て完治しました。



入院した翌日、

「担当医から奥様にお話があります。」

看護婦さんに言われてギョッとしましたさ。


これってよくドラマなんかでやってる・・・

「実はご主人の病気は・・・」ってやつ?Σ(゚д゚;)


今考えると世界最高水準のフライング!

腰の骨からどうして不治の病に話が飛ぶんだって感じ。


まぁ、最近は必ず家族に状況を説明するよう義務付け

られてるんですと。



んで、一人でのこのこと診療室に行ったのですよ。


先生がすっごい高齢の方で、第一印象でまず

「大丈夫なの?」って思いましたね。(大きなお世話)


レントゲン写真を見ながら一通り説明が終わると、

先生がなにやら書類を書き始めたのね。


つまり、「誰に対してどんな説明をしたか」っていう書類ね。

その「誰に」っていう欄には当然私の名前が入るわけ。


「奥さん、下のお名前は?」


「はぁ・・・亜由子といいます。」


「どんな字書くの?」


「亜細亜の亜に自由の由、それと子供の子です。」


普通はだいたいこの説明でみんな分かるからさ。

この時もそうしたんだけど・・・

先生、「自由」で悩んじゃった。


エ?ワタシ、ソナ、ムズカチイコト、イテナイヨ。


しかも亜の字がって、旧字になってるし・・・(°д°;)


「自由・・・?由?自由・・・」


先生!自由も知らないの?自由のない人生だったの?


「自由って、自分の自に田んぼの上が出っ張ったような・・・」


「自分?田んぼ?」


何で自由でこんなに苦労しなくちゃいけないのよ~~~!


そして先生が苦労の末書いた名前が・・・


亞自子・・・( ̄□ ̄lll)



あじ()じゃなくて、あゆ()なんですけど~


一山いくらっていう、庶民の雑魚と一緒にしないで頂戴!


むきぃぃぃ~~!!!ヽ(`Д´)ノ

(いや、そういう問題じゃないって)





それから半年ぐらい、友達に「鯵子」呼ばわりされました。

くっそぉぅ!あんのヤブ医者めぇ~\(*`∧´)/


(怒りのあまり、ヤブ医者の定義も間違ってますね)