月命日の食事会 | 幻想少女の森

幻想少女の森

  フォトグラファー&朗読者ayumiのプライベートblog


今日は母の最初の月命日なので、姉が母に良くしてくれた人達を集めて
食事会を開きました。

招待されたのは私を含めて9人。
ほとんど近所の人で、私が赤ン坊だった頃からお付き合いのある方ばかり。

私の父と亡くなった母が再婚した時18歳だった姉は、1年だけ実家に住みましたが、
すぐ独立して結婚してしまったので、近所の人は姉の事をほとんど知らなかったと
思います。

そんな姉が実家に住むようになって10年。
母と暮らし、介護を一手に引き受けて奮闘していた姉は、近所の方にも
受け入れられ、可愛がられていました。

今回招待されていた方々の内2人は、私が実家を出てから越して来た
そうで、母の葬式で初めて、もう1人娘がいると知ったという事でした。
つまりもはや私の方が、ここでは知られていない存在になりつつ
ありますねぇダウン
まあ、普段居ないんだから仕方ないけど。

ところで、姉は母のものを色々整理して、古い写真を大量に発掘して
いました。
それは「家族旅行」の写真が多くて、亡くなった兄夫婦や姉達や父が
楽しそうに写っていました。
姉は「お母さんとは色んな所に行ったなぁ」と懐かしそうに話して
いました。
それらの写真に私は写っていません。
私は母や父と1度も旅行した事はないし「家族旅行」があった事さえ
毎回教えてもらえずにいました。
姉はそういう事を知ってか知らずか、無邪気に笑っていましたが
私は当時を思い出して少し悲しい気分になりました。
「家族旅行」のメンバーには入れてくれないくせに、私が旅行に行くと
贅沢だ生意気だと悪口を言う人もいたみたいだし。

まあ過去は変えられないし、過ぎた事をあれこれ言っても仕方ないのは
わかっています。
ポジティブに生きたいし。
でも時々、思い出が痛い事もあります。