歌劇派ステージ『ダメプリ』ダメ王子vs完璧王子(パーフェクトガイ)
アニメ化もされた、女性向けスマホゲーム『DAME×PRINCE(デイムプリンス)の舞台化。
『夢王国』の舞台と似た感じだが、今作の若手キャストは殆ど無名。
知名度のある3名のキャストお目当てでチョイス。
LOVEルートとDAMEルートがあり、其々にビジュアルポスターが違うのがイイ。今回はたまたまLOVEルート。
プレミアム特典は、LOVEルートの「ミリドニア」国と「イナコ」国のキャラ写真。
物販でペンライトが販売されているが、劇中ライブシーンやカテコでもそんなに振れる機会はない。
大陸に新たな国が建国され、3つの国から集まったダメ王子ら3人と騎士や宰相たち。だが新国家の完璧王子による陰謀で、ダメ王子らは次々と危機を迎える。果たして無事に城から出ることが出来るのか。
アニメも途中から急にシリアスになったりしたが、ストーリー的にはイマイチで、飽きて眠気が出てしまう。
超ナルシストに女好き、天使の微笑みに人形オタクと、よくある登場キャラクターだが、彼らの心情や葛藤、成長ぶりが明瞭に把握できないのも要因。舞台俳優としてはまだまだ未知数なのもありか。
お目当ての徳山秀典は、完璧王子ルオーシュ役。颯爽とした所作と甘いマスクだが、よく見るとやっぱ若くない。
定評ある歌に期待してたが、ミュージカルの歌い方ではなく、音響もイマイチなのか、歌詞も朧で歌声がしっかり伝わってこない。若い子達相手にフェンシングな殺陣に奮闘してて、まだまだ動ける年代か。
騎士リオットの進藤学は、重々しい甲冑に逞しい胸板も披露し、殺陣にアクションに重厚さを見せる。ただ太い声をわざと出してて、台詞も歌声も篭ってよく聴き取れない。
宰相クロムの汐崎アイルは、安定したクールな芝居と機敏な動きに殺陣もあり、進藤さんとの良き相棒ぶり。しかし王子を保護し支えるばかりで、彼には役不足なのが残念。
ナレクは親衛隊と共に、やたらに自分がカッコいいと客席に過剰アピールしてたが、滝澤諒は頑張ってはいたけどそれほどカッコいいとは思えず。
テオの橘りょうが活気ある声で盛り上げ、グリまるの齋藤彩夏がピンクの衣装でキュートにムードメーカー。ぬいぐるみの擬人化もたまにはイイ。
全体的に歌も芝居もまだまだ成長過程、というか発展途上だろうか。
頼みのベテラン3人の戦力もイマイチ発揮されてない感。
プレミアムの前方席はまあまあ埋まってたが、9列から後方席はガラガラ。こんなに人がいないのも珍しく、お手洗いの混雑もなし。
今回は6列目センターでステージはとても観易かった。
客席降りや通路演出も多かったが、いちいち後ろを向くのも疲れてどうでもよくなった。
終演後はハイタッチ。
始まる前からナレク(滝澤諒)が煩く、ヴィーノ(松本祐一)はおっとり、テオ(橘りょう)は笑顔、リオット(進藤学)はあくまでシブチンだった。
12月31日で閉館のAiiA 2.5 Theater Tokyoともこれでお別れ。
私のラストが『ダメプリ』で、良席ではあったが内容がイマイチだったのが残念。
この6年間、ミュージカルにストレート、イベントに上映会と、アイアは色んなものを心に残してくれた。
いままでありがとうございました。
渋谷の街がまた寂しくなるなぁ。













