…昔からそんなに人にグイグイ行くような性格をしてない。
むしろ、人見知りだし、自分から話しかけるような性格もしてない。
そんな私が幼馴染のれにに誘われて入ったスポーツがこんなに続くなんて思いもしなかった。
「あやかー!!バレーしよー?」
「…やだ…運動キライ…」
毎度毎度うちにくるれににもはや顔をむけることなく携帯をしながら言うと、れには苦笑しながら私の頭を撫でてくる。
「…ねー少しぐらいさー相手してよー?あやかサンは薄情だよねー」
「…れに…怒るよ…」
「…ごめんなさい。お願いってー」
顔をしかめっつらで答えると、れにが駄々をこねてきたので、めんどくさいと思いながら渋々いいよと伝えた。
れには嬉しそうに私の腕を引っ張ってきていつもの河川敷に向かった。