今日は、私にとって少し勇気を出す内容です。

ニュースでたまたま子供の虐待のニュースを見てしまいました。

私は文字からもエネルギーを感じてしまうタイプで、「虐待」という言葉を見るだけで、無意識に体が強ばってしまいます。

だから、なるべくそういう情報は耳に入れないようにしていたのですが、ふと、ここで気づきました。

私は、この時に現実というスクリーンに近すぎているんだな、と。

この世界は、エネルギーで私たちが作り出している幻想です。

本来の自分達は、映画の中にいる主人公ではなく、映画を見ている側の人間なのです。

それに気づくことが「目覚め」です。

しかし、現実を生きていると、私が今回陥ったように、「自分は映画の主人公だ」と思い込んでしまうくらいスクリーンとの距離が近くなってしまうことがあります。

その時には、感情的になり、動揺し、今の状態が客観的に見られなくなっています。

しかし、その状態になっていることに気づけば、今まで抑え込んでいた感情や、隠していた観念に気づくことができます。

見たくない感情をつぼの中に隠し、遠ざけていると、「うらみのつぼ」になります。

もうなくなったと思っていた感情は、ずっと自分の中で蓄積され、いつかその感情が現実化し、まだその感情が残っていたことに気づかされ、その感情を浄化するまで現実化が起こります。これが、いわゆるパターンというやつです。

「虐待」という言葉を聞いた時に、私は、虐待する親側ではなく、虐待される子供側の感情になります。

圧倒的な力に自由を奪われ、一方的に傷つけられる恐怖、不安、絶望。
抑え込んでいた感情の蓋が開きそうになってしまうのを感じます。

でも、その闇を見ることは、光に戻すことでもあります。

この感情があるということは、私の魂はどこかでそういった体験をしたのかもしれません。
今世ではなく、前世のようなもっと昔に。

その感情を引き継ぎ、今を生きている。

あの時の絶望は、今の安心感の中だったら、癒すことができる気がします。

6ヶ月の息子をあやしながら、「絶望」に目を向けてみます。
これは、私にとって初めての体験です。
今までそこをしっかり見ることはできませんでした。

そして、ゆっくりと光に還るのがわかります。
少し、現実というスクリーンと距離を取ることができました。

過去世の自分から見たら、今の私は、光そのものだと思います。
自由に生きることができ、家族や友人を通して絆を感じられ、そしてなによりこんなに自分を愛することができる。

それは、今までの魂のバトンリレーでは、できないことでした。
今回、初めて新しい世界に足を踏み入れることができたんです。

だからこそ、前世で生まれた闇は、今世の光に照らすことで浄化することができる。

そして、私は、さらに愛に近づく。

現実というスクリーンとの距離が近くなっていくと、周りでなにが起こっても淡々としていられます。
外側に振り回されることがなくなっていきます。

今回、日本のとある場所で、子供の虐待というものが起こりました。
世界に目を向ければ、そういった光景はまだまだたくさんあります。

しかし、これから必要なのは外側を変えようとするのではなく、
まずは内側から、自分を変えていくことです。

「こどもの虐待は絶対にしてはいけない」と、自分を「ねばならない」でキツく締め上げ、自分や周りを監視し、ジャッジし、糾弾するのではなく、

「こどもの虐待がある」世界も「こどもの虐待がない」世界も、どちらもあることを淡々と受け止め、
私は「こどもの虐待がない」世界のほうが心地よいので、心地のよい世界で生きることを選択するほうが、自由な世界だと思います。

自由な世界というのは、どんなものでもある世界です。
それは、虐待や戦争という、頭では遠ざけてしまいたくなるようなものですら、あることを受け入れることです。

しかし、「あることを受け入れる」ことで、結果的に「ない」選択を取ることができます。

逆に「絶対にあってはならない」を選択しようとすると、強制的に「ある」の現実を創り出すことにもなります。
この違い、わかりますか？

私は、本当の意味で、平和で虐待や戦争のない世界を見てみたい。

私の魂は、私にそう伝えています。

だから、そのためにも私は「虐待や戦争がある」世界も「虐待や戦争がない」世界もどちらも受け入れます。
そして、自分の意思をもって、「虐待や戦争がない」世界を選んでいきます。

闇を照らす光になる