終わってしまいました。
終わってみれば、
勝ち越しか否か、分かれ目、ありました。
普天王関は怪我を押しての再出場で気力を振り絞っての千秋楽は厳しい八敗目、
一敗の余裕があるように思えた13日目の七勝目でしたが。
現実は大変厳しいものとなってしまいました。
しかし再出場もなければ七勝もなかったものなのです。
よかれと来年再起を願います。
一年前は前頭筆頭でしたね。
魁皇関は昭和に入門した現役力士、他にはいません。
あと一勝で千代の富士の幕内勝ち星と並ぶ807勝でした。
あと一も来年も現役続行のサインとなりました。
今日勝ち越しを決められたことで角番でない大関で新年の場所になります。
大関昇進が平成12年九月場所なので来年は丸十年大関在位になります。
魁皇関の今年一年間はすべての場所八勝七敗でした。
平成21年の初場所は休場明けで角番だったようです。
まさに薄氷を踏む思いの大関在位のこの一年でした。
千秋楽の取組を終え弾む呼吸の収まりを待つ間の表情に安堵が見えました。
千代大海関の大関陥落と明暗を分けました。
十両で木瀬部屋の清瀬海関は千秋楽に勝ち越しを決めました。
新十両臥牙丸関も七杯目喫してからの四連勝で勝ち越しました。
よかったですね。
把瑠都関は九勝、他の関脇・小結は負け越し、
大関の魁皇関、琴光喜関が八勝、日馬富士関九勝、千代大海関は八敗に不戦敗に休場、
両横綱が強いとは言え、朝青龍関が三敗で星を三大関に提供し、
相当、大関・三役陣に取りこぼし、星の潰し合いが見えます。
ここらへんが近年、朝青龍関が独走してきたり、
白鵬関がまた朝青龍関の持つ年間最多勝を塗り替えた所以です。
横綱に歯が立たないのとどうにか勝ち越している状態です。
琴欧州関か日馬富士関が九勝以上の結果をまだしも残しています。
誰がいかに勝ちにこだわっているか、
勝ちたいと願い、勝つための方策を練っているかにかかっています。
来年は2010年、平成22年です。