日曜日、素敵な休日だった。
友人と夏休みに企画しているアジア横断旅行の打ち合わせの後、ランチ。
散歩がてらに駒沢公園のカフェでコーヒーの香りを体に染み込ませに。物語の世界に溶け込んだようだった。
ふと、明日発表しないといけないプレゼンを思い出した。
ここ一ヶ月で自分が取り組みたいこと、
わたしは自分の部屋の壁紙を変えたいと授業中に宣言した。
完成させなければいけない。後半日で。
思いついたのが、姉の絵を壁紙にリメイクしたいとインスピレーションが沸いた。
やりたいと思った瞬間行動したくなるのが私の性格。
完成までに時間なんて忘れていた。制作時間=体力消耗。
当たり前だけどすごく疲れた。
何にも考えたくなくなるほどだけど、ただ、お腹は空いていると体が教えてくれた。
壁紙というより、作品になった。
これをどのようにプレゼンするか。
小さな出来事でも、大きな達成感でも、なんでも、妄想と現実を言ったりきたりするのが大好きな私。
物語でも書いてしまうか?
それは、良いかもしれない。
一つの作品の絵の中に入っちゃうことができる世の中。一つの絵が我々の住む星。地球。
天に上がっていくような気持ちで、絵の中にいる私は歩いたり、走ったり、オナラしたり、音楽奏でたり、
響きが私と共鳴して、目に見える存在に変化する、色。
人々が共鳴しあって、生まれる色。
宇宙から見た星は、一つの芸術が無数に浮かんでいる。でも、私たちはそれを確認することができない。芸術とは何か。知るきっかけがなく、人間が創造主であるのに、完成した作品を見ることはない。それが当たり前だと思っていたから。
でも、おかしい。
私たちはロボットじゃない。心がある。愛情が育まれていく。涙を流す。感動する。怒る。笑う。
心があるから。
今、私は宇宙の芸術を見てしまったようだ。
ありがとう。
この世に生まれてきてくれて、ありがとう。
自らの足で、色を落とすこともできて、ぼかすこともできる、洗うこともできる。
そして、今、天国を見ているのだ。