何かに呼ばれたように目が覚める。

 

でも身体が動かない・・。

 

(金縛り・・?)

 

天井が見える。

 

だんだん目が慣れてきて周囲が見えてきた。

 

ここは自分の部屋だ。

 

気づくと扉が開いている。

 

扉の先は廊下を挟んで奥にも部屋がある。

 

廊下は常に明かりをつけてあるため、奥の部屋も薄暗く見える。

 

すると、奥の部屋の扉がゆっくり開いた・・

 

何かが上から落ちてる・・

 

(髪だ)

 

髪がパサ・・・と落ちている。

 

そして・・

 

髪がぶら下がっている・・

 

(ドサ・・)

 

何かが髪と一緒に落ちた・・

 

それがモゾモゾ・・、と動いて。

 

大量の髪の山からそれが顔を出した・・

 

(女・・?)

 

表情までは分からないが女だ・・

 

その女はゴソゴソ・・っと髪の山から現れ・・

 

ドッドッドッ!と恐ろしい速さで四つんばいで這ってきた。

 

両足の足首はぐにゃり、と左右に曲がっていて

 

腕の力だけでこちらへ向かっている・・

 

気づくと女は部屋までやってきた・・

 

金縛りで身体が動かす事ができない・・

 

そして

 

僕のベッドの上までやってきた・・・

 

顔を合わせた瞬間・・気を失ってしまった・・・