人は、見ようとするものしか見えない。

そんな事を改めて実感することが最近とても多いです。

自分の目に見えているものは、

「私が見たいと思っているもの」という

フィルターを通して見ているもの。

何を見るか、は自分で決められるよ。

今日はそんなお話をしようと思います。

エピソード1
人生で最大の買い物を決断する時に見えていなかったものとは。

エピソード2
上の子がかわいいと思えなくなってしまった私のハナシ。

エピソード１　

人生で最大の買い物をする決断をする時に、見えていなかったもの

先々週、大きな決断をするのに迷っていると相談をしてきた私の友達の話をこのブログに書きました。

彼女は、マンションを購入しようか迷っていました。

相談を受けたとき、かなり購入する方に気持ちが傾いていて

購入した後の新しい生活にワクワクしているように見えました。

しかし、それから１週間後、

「やっぱり決められない・・・」と連絡がきました。

そこで、彼女が購入に踏み切れない不安な部分、

将来のこと、お金のこと

詳しく話をきいていくと

あれ？あれ？あれ？

「自分の家」があった方が安心、と思っていたその価値観は絶対的なものじゃなかった。

その常識はこれからの時代、常識ではなくなっていくかもしれない。

そのマンションに本当に住みたいのか？

彼女の本音がどんどん出てきました。

そしたらね、

「買おう」と思ってた時には

見ないふり、気づかないふりをしていた

いろんな「買わない理由」が

面白いくらいに出てきたんです。

そして、

「買わないこと」で見えてきた、今やこれからの生活へのワクワク。

「買わないこと」で広がったいろんな未来への選択肢。

自分の中で自分の答えが見つかった彼女は、とてもスッキリした顔で帰って行きました。

「買った方がいいかもしれない」

というフィルターを通して現実をみると

買った方が良い理由ばかりが見えてくる。

そして、

買わない方がいい理由が目の前にあっても、見えていない。

ところが、

自分のこころが

「買わない方がいいかもしれない」となった途端に

「買わない方がいい理由」が鮮やかに浮き上がって見えてくる。

はじめから「買う理由」も「買わない理由」も

事実として彼女の目の前にはあったのです。

自分自身が見ようとするかどうか。　

それだけです。

実際問題、「買う理由」しか見えなくなっている時に

自分自身でそのことに気づいて

フィルターを外してみるっていうのは、なかなか難しい。

だから、第３者の意見を聞いてみるっているのは、

フィルターを外すための方法の一つとして

とても有効だと思います。

エピソード２

上の子がかわいいと思えなくなってしまった私のハナシ。

上の子に、イライラします。

小学１年生の息子。

・朝起きて、なかなか支度をしない。

・家を出るのはいつもギリギリ。

・宿題もなかなか始めない。

・すぐTVを見始める。

・気に入らないことがあるとすぐに機嫌が悪くなる。

・叩く、蹴る、暴れる、暴言を吐く、弟に意地悪する

もう・・・

手に負えません。

本当に、逃げ出したくなります。

先日は、泣きわめく声に絶えられず、

しばらく車の中に籠もりました。

こっちが泣きたいよ。

もう子育てなんてやめたい。

本気でそう思うワケです。

こんな時、私には

「息子は育てるのが大変」

「難しい子」

「ぜんぜん言うこと聞いてくれない子」

「あんなにかわいかった息子が成長して可愛くなくなってしまった」

というフィルターがかかっています。

そうすると、大変なことばっかりが見えてくる。

私を困らせる息子の行動ばかりが目につく。

この子は私を困らせることしかしていない、と思うようになる。

さぁ、

ここでフィルターを外してみるとね、

・朝起きて、学校に行けた！

・元気に一日過ごせた！

・自分で着替えた！

・ご飯ぜんぶ食べた！

・私に学校の話をしてくれた！

・ケンカする前は弟とブロックで遊んでくれてたな。

・お風呂１人で入れたなぁ。

かわいいかわいい息子の姿が見えてきた！

そう思えた私は、籠もっていた車から出て

家に入ると

大泣きした息子が

「おかあさんとお話する～」と、

声にならない声で夫に訴えていました。

そして、息子と２人で話をして、お互いにごめんねを伝えて

仲直りのハグをしたのでした。

その夜、隣で寝ている息子の顔は

どうしようもないくらい可愛くて愛おしいものでした。

そのフィルターを外さないと

ほんとはいっぱいあるはずの我が子の良いところ、愛おしいところ

見えなくなってしまっているかもしれません。

とはいえ、

イライラ

カーッ

となってしまっている時は

なかなかフィルターを外すのは難しいものです。

まずは気づくことからでいいんです。

自分がフィルターを通して見ているということに「気づく」

はじめは気づくだけでOK。

イライラ

うぉー　もうダメだ

爆発する💥

という状況になったら、

「あ、今フィルターかかってるんだ」

と、そう思うこと。

私の場合は、そこで一旦その場所を離れます。

トイレや別の部屋、車に籠ったり

そして、今の自分のこのイライラや怒りを

考えてみる。

何でこんなにイライラしてるのか。

そしてイライラしてる自分も、

子どもにキツく接してしまった自分も

否定せず

それだけ頑張っているんだ。

愛してるからこそ、こんなに大変なんだ。

そう、私、愛してるんだった！

そうやって、少しずつフィルターを外していく。

うまくいかなくても、

少しだけしか外せなくても

少しずつ。

目の前にある物を

どう見るか、は本当に自分しだいです。

『人生は幸せフィルター』をかけて生きていく

自分の人生は希望と可能性とワクワクに溢れたもので、

私は幸せになるために生きている

と思ったら、

目の前に広がる現実はすべて、

私が幸せになるためのものに見えてくる。

どうせ幸せになんてなれない。

どうせそこそこの人生でしょ

可もなく不可もなくな人生ならいいか。

そう思ってたら、そういう現実しか目の前には広がりません。

どっちの世界を見て生きていきたいか

決められるのは自分だけ、

そして、

自分で決めていいんですヨ。

一度きりの自分の人生、

どうせなら

『私の人生は幸せに溢れてる』というフィルターをかけて、

そんな世界を見て生きていきたいと

私は思います。

今週も最後までお読みくださりありがとうございました！

また来週♡