谷川俊太郎さん作詞の合唱曲で、
≪じゃあね≫　という曲があります。

娘っこが３月まで入っていた
児童合唱団・フレンズで知ったこの曲は
フレンズの発表会でも
よく　ラストのナンバーで歌われてました。

私にとってこの曲は
フレンズで３年間　指導してくれた
Ｔ先生の曲。

先日の、娘っこラストの発表会でも
この曲を歌う子供たちと娘っこを見ながら
Ｔ先生の、指揮する背中や手や横顔が
ブワッと　頭に浮かんできていました。

４月２４日、Ｔ先生が亡くなりました。
....前回のブログに書いた、「悲しいこと」です。

≪じゃあね≫　の曲の一部です。

　一人ぼっちは怖いけど　キミにはキミの明日がある
　　どこか見知らぬ　宇宙のかなたで
　　また会うことも　あるかもしれない
　　じゃあね　もう振り返らなくていいんだよ
　　サヨナラよりも　さりげなく　じゃあね

　　年を取るのは怖いけど　ボクにはボクの日々がある
　　いつか夜明けの　夢のはざまで
　　また会うことも　あるかもしれない
　　じゃあね　もう振り返らなくていいんだよ
　　サヨナラよりも　きっぱりと　じゃあね　　

....すごく先生を思い出すのは、
先生が　フレンズを辞められると聞いた後、
皆で集まって先生をお送りする会を開いた時、
最後に歌ったからかもしれない。
先生の指揮で。

初めて、先生の指揮で　歌った。
すごく覚えてます。
なんてステキな指揮なんだろう、って。
ステキな人なんだろう、って。
もっと、もっと、
Ｔ先生の指揮で　歌いたかった、って。

宇宙のかなたで　会えるかなぁ。
また　Ｔ先生に会いたいよ

そんな事ばかりを考えていた、この数日でした。

そしてようやく、昨日、
先生に　“お会いする”　事ができました。
昨日がお通夜でした。

一晩あけて今朝は
朝から娘っこが、フレンズのＣＤやＤＶＤを
ゴソッと出してきて。
皆で　Ｔ先生との舞台のＤＶＤを観ながら
懐かしんだり　
感動したり
涙したり　しました。

次女ちゃんがこの間、
ふいに≪じゃあね≫　の歌をくちずさんだのも。

Ｙｏｕ　Tubeで曲を流した時に
何度も　『もう１回！！！』って言ったのも。

泣いてる私に
『だいじょうぶよ』　って言ったのも。

なんだか全部、
Ｔ先生の強い力を　感じてしまいました。

お通夜で、たくさんの懐かしい面々と会って、

たくさん悲しんで
涙も出尽くして

でも、たくさんの　先生の思い出を
皆と共有できて。　一緒に思い出せて。

なんだかわからずに
ただ一人、悲しみの中でボーーッとしていた
この数日間から
ようやっと　抜け出せたように思えました。

やっぱり、お葬式って大事ですね。

こうやって
人は、人の死を、サヨナラを
受け入れていくのかな....

また今日は、夕日が特別キレイで。

幸せでした。
あぁ、こんな綺麗な日に、先生は
空に昇っていけたんだな....って。
幸せでした。

Ｔ先生、大好きです
たくさんの素敵な時間を、本当にありがとうございました。

そう、サヨナラは　さりげなく....でしたね。
『先生、じゃあね。』

先生、“じゃあね”