あるところに、A君とBさんという高校生のカップルがいました。
Bさんはとても美人で性格(せいかく)もよかったのですが、A君にはひとつだけふしぎなことがありました。
Bさんさんはどういうわけか、春でも夏でも一日中、紫色のマフラーをまいていたのです。
あるとき、どうしてもがまんできなくなったA君が、Bさんにたずねました。
「きみはどうして、いつもマフラーをしているの」
するとBさんは少し困った(こまった)顔で、こう答えました。
「大学生になったら教えてあげるわ」
やがて、大学受験がおわり、ふたりは同じ大学に合格しました。そんなある日。キャンパスをならんで歩くBさんに、A君はまたたずねました。
「きみはどうして、マフラーをしているの」
Bさんはまた困った顔をしてこう答えました。
「そうね・・・・・就職したら教えてあげるわ」
そして4年後。無事に大学を卒業したふたりは、同じ会社に就職しました。
「きみはどうして、いつもマフラーをしているの」
仕事からの帰り道。A君がきくと、Bさんとてもこまった顔でこう答えました。
「結婚したら教えてあげえるわ」
それから、さらに1年後。A君はBさんにプロポーズをして、ふたりは、結婚しました。
そして、新婚旅行の夜。
「さあ、約束(やくそく)だよ。きみはどうして、いつもマフラーをしているの」
A君がたずねると、Bさんは、
「もうこれ以上、かくしておけないわね」
そういって、マフラーを外しました。すると・・・・
ゴトン
大きな音がして、首が外れたBさんの頭、床へと落ちたのです。おどろくA君の
足下で、悲しそうな顔でA君を見あげながら、こういいました。
「だからかくしてたのに・・・・・・」