こんにちは。

フリーランスでインテリアデザイナーをしている千葉鮎子です。
 
 
今日からブログで、大好きなインテリアについて色々発信していこうと思っています。
 
 
 
実は私は主人と二人で設計の活動もしている設計士でもあります。
 
夫婦で活動している理由と、こうして一人でも発信・活動をしている理由を
 
書いてみたいと思います。
 
 
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夫婦で働くってどんな感じかイメージできますか?
 
 
私は全く出来ていませんでした(笑)
 
 
 

「鮎子となら大丈夫だ」

 

と言う、自信満々な彼につられて、

 

そうなのかな?と、わたしの中で腹落ちしてなかったけど、

 

じゃぁ一緒にやろうかな。と、最初はそう思っていた程度でした。

 

 

 

人に必要とされることは嫌ではないし

彼の設計が好きなので、応援したい気持ちもありました。

 

 

 

でも実際に二人で独立するまでは、

私の中では彼の夢を応援できればいいかな~という感じでした。

 

 

 

 

 

私はもともとインテリアが好きで模様替えが大好き。

 

高校生の頃からテレビにはほとんど興味が無く、

 

自分の部屋でインテリアやファッション、音楽やライフスタイルなど様々なジャンルの

 

雑誌ばかり読んでいました。

 

 

 

高校を卒業するころ、進路を考えていて

漠然とインテリアの専門学校に行こうかな。と思い始めます。

 

 

 

その時入っていた美術部の先生のススメもあり、

 

芸術系や美術系の大学にも興味が出てきて、

 

せっかくなら家具やインテリアを置く空間から作り出せる人になれたら素敵だな。

 

という気持ちになり、芸術大学の建築学科へ進学。

 

 

 

大学では、運よくドイツ留学もさせてもらい、

本当に楽しく過ごしました。

 

 

 

 

 

大学を卒業後は、設計事務所やハウスメーカー、工務店などで

設計やデザインの仕事を経験。

 

 

 

 

俗に言う下積み時代というのが本当に大変でした。

 

通算10年くらいでしょうか。。

 

最初の2.3年なんて働いている以外の記憶が無い。

 

朝から終電まで毎日毎日本当に良く働きました。

 

 

 

働いた、というか事務所にいてとにかく模型をつくったり、

図面を引いたり、プランを考えたり。

 

 

最初は自分の設計なんて全然通らなくて

担当物件は貰えなかった。

 

 

 

私より優秀なスタッフは沢山いたし、

何より設計のお仕事の仕方・頑張り方というものを全く分かっていなくて

本当に苦労しました。

 

 

お給料なんて10万以下。

設計・デザインってこうやってカタチにするんだ。

 

という事をひたすら身体に染み込ませた期間でした。

 

こんな経験は20代じゃないと出来ないなと思います。

 

大変だった頃の方が後になって思い出した時にいい思い出として残っているのはなぜでしょうか??

 

 

 

 

あの頃、毎日毎日「私には向いてないのかな。」

 

って思いながらも、「楽しい!!」って思えるまで続けてこれたこと、

(今は楽しくて仕方ないです)

 

 

本当に逃げなくてよかったと、今は思えます。

 

 

 

 

 

 

 

最後に勤めていた会社では、私はリフォーム・リノベーションの担当でした。

 

 

想定外の事が起こるリノベーション。

 

解体してみたら、ガス漏れしてますよ〜!とか、

 

テレビ配線移動できませんよ〜!とか、

 

天井裏確認したらこの柱抜けなかった〜!とか、

 

常に心中穏やかじゃないわけです。

 

 

 

 

でも!

 

 

それでも、総じて楽しかったんです。

 

 

 

問題を解決する過程も、

 

内装を考えて、キッチンや洗面台をデザインして、

 

予算におさめるにはどうしたらいいのか考えて、

 

図面を引いて、

 

プレゼン資料を作って、

 

お客様とあーだこーだ言って、

 

時には喧嘩したり泣いたりしながら作って、

 

頭の中にあったものが現実になって、

 

毎回大工さんに感動して、

 

お客様の笑顔が見れて、最高なんです。

 

 

 

 

仕事が全然出来なかった自分や、

 

担当をもらえなかった過去があるから

 

余計に「千葉さんもう一件いける?」

なんて言われると、

 

めーーっちゃくちゃ忙しいのに、嬉しくて「はい。」って答えてしまう自分がいて。。

 

 

 

最後の会社では、本当に大変だったけど、
翠も甘いも知った上での充実感がありました。

 

 

 

 

 

ただ、会社員である以上、目標やノルマがあるのは当たり前。

 

部下を育てたり、イベントを考えたり、

 

設計以外のこともしながら物件をこなし、

 

忙しさのピークにいました。

 

 

で、一旦きちんと考えたくなったのです。

 

 

 

 

わたしは、この先どうしたいんだろう?

結婚したけど子供は?

主人と独立したいのかな?

それとも転職?

独立してもやってけるの?

 

 

 

いろんなことを思ったけど、

それについてしっかり考えるという頭の余白はありませんでした。

 

 

そして、退職。

 

 

考える時間を作りました。