トランプ氏とマスメディアの確執 | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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今回のアメリカの大統領選挙の混乱ぶりを見て

改めて日本の政治の方がマシに見えた方もいるでしょう。

 

 

その感覚は間違っていません。

 

 

昔は直接民主制の素晴らしさを声高に叫び

日本にも首相公選制なんて議論もありましたね。

 

 

ですが国民に選ばせると結局ポピュリズムが横行して

独裁的で野心のある人物を選んでしまう危険もあるのです。

 

 

一方で今の日本のように代議士を国民が選んで

彼らに最高権力者の選択を付託する制度もあります。

 

 

どちらが最良かという議論は分かれるところでしょう。

 

 

ですが自分も大衆化した意思の暴走を恐れているし

そういった存在を抑制する意味でも今の制度を支持します。

 

 

ここで本題に入りますが前回の記事で書いたように

なぜトランプ氏はマスメディアに執拗に嫌われているのか?

 

 

それは前に話したように彼がマスメディアを

大衆を扇動し支配する悪と断じ攻撃したからです。

 

 

彼らにだって尊厳やプライドはあります。

 

 

偏向報道への批判は甘んじて受けたとしても

存在自体を否定されたら面白いわけがありません。

 

 

そのあたりのバランスをトランプ氏は間違えましたね。

 

 

結果的に衰えたとはいえ未だに大きな影響力を持つ

マスメディアからの報復を受けているのが実態です。

 

 

もちろん報道の中立性を考えれば感情的な問題で

偏向報道を続けていいわけがありませんね。

 

 

ただ今はもうトランプ氏への憎悪が業界内に

蔓延してそれが彼を容赦なく攻撃しているのです。

 

 

いまやBBC、CNNもブルームバーグも全て反トランプです。

 

 

最近は身内のFOXにも見限られています。

 

 

これも正直言うとトランプ氏の自業自得の部分が大きい。

 

 

私のブログでも書いていますが人はプライドと尊厳があり

絶対にそれを踏みにじったり、完全否定してはいけないのです。

 

 

それなのに彼はマスメディア全てをフェイクニュースと断定し

彼らの仕事人としての尊厳を傷つけてしまいました。

 

 

なんでもう少し賢く立ち回れなかったのか?悔やまれます。

 

 

私はマスメディア側を殊更擁護するつもりもありません。

 

 

ただ一方でトランプ氏がこの4年で世界中にばら撒いた

反知性主義の行き過ぎた暴走にも同様に不安になります。

 

 

結局自分達のジャーナリズムこそ真実を追求していると

過激な人間達が暴走し言論を逆に封殺するのはどうなのか?

 

 

それでは結局彼らが批判するマスメディアと一緒じゃないですか。

 

 

今のトランプ氏へのマスメディアの報復はそういった背景があります。

 

 

どんどんと既成事実を積み上げ時代を前に進めてしまうことで

トランプ氏をいつまでも負けを認めない存在へと追い込みます。

 

 

結局はそこに振り回されるのは一般の国民ですからね。。。

 

 

いずれにしてもこの問題は本当に複雑で難しいです。

 

 

トランプ氏とマスメディアを善悪で論じても結論が出ません。

 

 

そんな状況においてはどちらにも偏らずに

公平に冷静に本質を見抜く力が求められていくでしょう。

 

 

その為には色々な立場のソースに触れてバランスを養い

一方的で偏屈な思想に陥らないことしかありませんね。

 

 

それでは、また。

 

 

以上