AKB原理主義の犠牲になった島崎 | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

AKBGと坂道シリーズを俯瞰的に冷静に眺めるサイトです。
他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。


島崎はAKB原理主義の犠牲者だった。


今から思い返せばそう感じてしまう。


彼女自体のアイドルとしてのスタンスも
最後まで原理主義者達の理解を得られなかった。


味方にすれば圧倒的に強力だが敵にすれば
自分を追い込む刃となって襲ってくる存在。。。


それぐらい宗教的な強さがAKBにはかつてあったのだ。


運営であるAKSもその力を最大限に利用して
アイドル世界の覇権を握ることに成功した。


一方でその存在の大きさが徐々に面倒になってくる。


ではなぜAKSは彼らを排除できなかったのか??


なぜなら彼らは途方もないお金を使って
グループを支える貴重な存在だったからだ。


まさに金も出すが口も出すというものだった。


だからAKSとしても彼らを無碍にもできずに
その影響力を削ぐようなことはしなかった。


そんな中でAKBにも徐々に世代交代の波が押し寄せる。


そして新たなグループの中心にAKSが選んだのが島崎だった。


運営の彼女への期待は大きくあらゆるリソースを割いて
島崎を中心にしたAKBのイメージつくりに着手していく。


だが島崎のスタンスがAKBの原理主義者には許容できなかった。


特に彼らが大切にしていたものが握手会。


このイベントこそ他のアイドルと差別化して
会いに行けるアイドルを体現すると信じていたから。。。


ここで本来はもっとうまく島崎をプロデュース
してあげるべきだったし気の毒だったと思う。


彼女は握手が苦手で不愛想なアイドルという
新しいジャンルとして売り出してしまったのだ。


塩対応というワードが世間的に受けてしまって
もはや後戻りはできないほどにイメージが肥大化した。


自分もそんな状況を眺めつつ複雑な感情を抱いた。


このままでは島崎はAKBの原理主義者に信任されず
彼女中心のグループつくりは頓挫してしまうだろうと。。。


今では考えられないがそれぐらいAKB至上主義、原理主義を
信じて疑わないファンが山のようにいた時代だったのだ。


そして箱推しはそれに強く同期していた。


だから原理主義に反するような行いをする
メンバーに対しては絶対に箱推しは支持しなかった。


総選挙の惨敗は結局は彼女中心のAKBにしていく
運営の方針に対してファンがノーを突き付けたから。。。


島崎のファンも少し甘く見ていたと思う。


あれだけお膳立てされた状態で当たり前のように
彼女は総選挙で躍進して新たな時代を宣言すると。


でも現実はもっと残酷で厳しいものだった。


個人的には島崎にはもっと違うステージが
あったのではないかと今でも考えてしまう。


その為にはもっと別のやり方があったはずだ。


AKBの原理主義に反旗を翻すような握手会の態度や
その他の発言含めて最後まで両者が融和することはなかった。


あそこで運営ももっとうまくプロデュース出来たと思う。


握手会が苦手だから塩対応でもいいと開き直るのではなく
苦手な握手会でも健気に頑張る島崎を映せたとしたら??


厳格で容赦のない原理主義者の批判が和らいだかもしれない。


歴史を総括すれば残念ながら島崎はAKBの中心に
君臨することがなかった悲劇のヒロインになってしまった。


彼女はもしかしたら今後悔しているかもしれないね。。。


もう少し違ったやり方が出来たのにと。


だがそれも含めてAKBの壮大な叙事詩のひとつなのだ。


ここからAKSは原理主義の排斥に舵を向けることになる。


それでは、また。


以上