島崎を送り出せなかった箱推しの想い | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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今日は島崎について最後に踏み込んで書きたいなと思う。



もう彼女が卒業を発表してしばらくが経ってしまったけど

改めて彼女がAKBを去ることへの自分の感情を整理したいから。。。



まあ寂しいよね、やっぱり。



彼女も間違いなくAKBの歴史を紡いだその中に存在していた。



じゃんけん大会から始まった彼女の躍進の軌道が

そのまま未来のAKBを明るいものにすると信じられていた当時。



誰もが「永遠プレッシャー」に見せる島崎のアイドル性に歓喜した。



そしてAKBの中心線を担う人材としての島崎の飛躍を願っていたはず。。。



当時優子から麻友へと徐々にグループ全体も世代を前に

進めていたそんな大事な時期に彼女は推されることになる。



その頃はぽんこつで愛らしい彼女がそれでも頑張って

ファンに向き合うそんな姿を多くのAKBファンが見守った。



苦手な握手があったとしても彼女はそれ以外でちゃんと

AKBに貢献できるメンバーなんだと信じながら。。。



だが徐々に雲行きが怪しくなっていく。



塩対応というフレーズが徐々に変な方向へとデフォルメされていく。



メディアが面白おかしくこの言葉を喧伝していくうちに

島崎自身のイメージも徐々に変質して行ってしまったね。



彼女自身もその狭間で随分と苦しんだと思う。



ありのままの自分でアイドルを貫くことの難しさ。。。



そしてAKBという組織の独特の文化と風習の中で

どこかアイドルへの距離感を持ち続けた彼女の姿勢。



それが残念だけどいつの間にかニュートラルなファンを

アンチへと変質させ彼女へのヘイトを増大させてしまった。



同時に自分のように本来は彼女のアイドル性を評価して

擁護するはずの人達でも不可能なほどの壁を作ってしまった。



それがただただ残念だよね。。。



先日購入したBRODYに島崎のインタビューが載っていた。



そこには彼女の深遠が憚られること無く示されていて

見る人間によって色々な感情を抱かせる内容でもあった。



彼女を擁護する人間にはこれが彼女の個性だと見えるだろう。



一方でAKBを愛してそこに拘りを持つファンにとっては

彼女のコメントは恐らく何も響かないしネガティブに映るかも。。。



このコントラストこそ島崎が最後までAKBで苦しみ続けたジレンマ。



自分にとっては彼女はどう映ったのだろうか?



一般的なAKBの箱推しのファンの反応は理解できる一方

島崎のコメントにも一部共感する部分があったのも事実ではある。



アイドルという存在とそこに取り巻くある種グロテスクな

世界への潜在的な拒否感のようなものと言うのかな。。。



それは自分もAKBを応援するようになって実感としてあるし

ある種のグループの中に潜む闇や矛盾の部分。



メンバーとファンの近すぎる距離による感情のもつれ合いや

過度な競争を強いることで成立するこのグループの負の部分。。。



そんなAKBに対して島崎は最後までアイドルとして

自分を律することへの抵抗を続けていたのだろうか?



「僕たちは戦わない」という彼女に贈られた曲が持つ意味。。。



それは島崎が持っていたAKBへのアンチテーゼの答え。



自分にはそのように思えてならない。



一方で彼女がAKBの中心を担うメンバーとしての期待を

運営もファンもずっと持ち続けて彼女を支持してきた。



麻友から島崎への継承こそAKBの未来になると信じて。。。



だがその拙速すぎる継承へのシナリオがあの大組閣で

露骨に示されてしまい歯車がどこからかおかしくなってしまう。



まだ横山チームAで麻友がしっかりとエースとして成長し

リーダーシップを取るための経験をするべきだったのに。



あのチームの移籍劇がもう少し慎重に行われていたら?と

いまさらながらに思わずにはいられないところでもある。



結果的に麻友を置いて島崎がAKBを先に旅立ってしまうことになった。



これは麻友にとってもそのファンにとっても不幸なことだ。。。



彼女がバトンを渡すメンバーがいなくなってしまったのだから。



それにより取り残される彼女への変なまき戻しが

今AKBの内部で起こってしまっているのが気がかりだ。



いずれにしても島崎は最後まで島崎だったね。。。



それが彼女の譲れない矜持であったのかもしれない。



もう少しそこに器用にアイドルを全うできたなら

また時代が変っていたと思うこともある。



それこそ今のような低迷したAKBを見ないで済んだろうし

坂道シリーズの台頭を許す結果にならなかったかも。。。



過去の歴史の仮定の話など無意味と分かっていながら

やはりただただ残念だったなと個人的には思う。



いずれにしろ島崎は年末を最後にAKBを後にする。



そこまでの数ヶ月で是非彼女のマジを見せてくれる事を願う。



それが彼女に期待してAKBを託そうと願ったファンへの最後の仕事。



心からそう思います。。。頑張ってください。



それでは、また。



以上