峯岸の坊主がなぜ問題か? | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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峯岸の坊主問題がようやく世間の中では沈静化してきたが

多くのAKBファンに深い傷を負わせたのは間違いない。



私はこの問題は軽視するべきではないししっかりと

考察することで今後の対策を考えるべきだと思う。



そういう観点から私はこの問題を多角的に論じてみようと思う。



まず初めに坊主の動画を運営が公開して世間に晒したこと。



これによって峯岸の知名度は飛躍的に上がったし

所謂炎上商法としてAKBが世間から注目されることになった。



まあほとんどの一般人は基本的にAKBには興味はないし

また変な事やってる集団だねという程度だったと思う。



寧ろ逆に峯岸への同情の声すら上がっていたように思う。



そしてこれに便乗して自称人権家や評論家が

事あるごとにしたり顔でAKBの問題点を声高に叫んだ。



まあ中には的を射た意見もあったが、針小棒大に

事を荒げて売名を図る輩の多さにうんざりした気分だ。



結局彼らは自分たちが叩きたいAKBが前提にあり

それに都合のいい側面だけ捉えて論じているに過ぎない。



私が殊更重視するバランス理論を逸脱した

それらの論評はほとんどが傾聴に値しないものだった。



一方でAKBの本質的な問題である握手商法や

過度の疑似恋愛を煽るシステムへの批判はまあ一理あると思う。



更に今回の動画は国内のメディアを通り越して

世界に飛び火して行った。



そこには外国の日本を見る偏見と相まって曲解されると

憤る人間の声も多かったが正直これもどうでもいいことだ。



日本に関わるイメージなど遥か昔から紋切型の定型であり

フジヤマ、芸者と同じエキゾチックな風習としか映らないだろう。



私も仕事柄世界を旅する事があるが日本のイメージは

基本良好だしこんな動画でそれが覆ることなど考えられない。



だからこの動画から人権侵害や女性蔑視などを

声を荒げて叫ぶ人間には呆れてものが言えない。



今回の炎上商法という件に関しては正直世間はどうでもいいし

AKBファンは只々不愉快だったという結果だけが残った。



一方でもっと大事な問題がビジネス的なことだ。



今回峯岸が事務所の許可も取らずに髪を全て切ったという

行為に私は言葉を失ったし信じられなかった。



彼女は一般人ではなくタレントとして芸能活動をする公人だ。



その人間が自分のタレント価値を毀損するような行為を

平気でしてしまうことに言いようのない稚拙さを感じた。



彼女は尾木プロと個人契約を結び彼女のイメージなど

意匠権は尾木プロが所有しているはずだ。



そんな中、自分が所有するタレントが思わぬ形で

坊主となるというのは管理責任含めありえないことだ。



更に意匠権の侵害で訴えるときも本来の美しく長い黒髪を

持つ峯岸みなみというイメージと異なる坊主の彼女では不利だ。



なぜなら不正に彼女の画像を使用する輩に対して

これは峯岸みなみだと主張し辛いからだ。



峯岸みなみと知らず使用していたと言われても反論できないだろう。



こうならないようにタレントのイメージチェンジには従来

芸能事務所は殊の外慎重になる。



今回例えば峯岸がショートヘアー程度に留めておけば

話はもっと違った方向にいったかもしれない。



そしてもっと深刻なのは彼女が絡む仕事に対する対応だ。



従来彼女が出演していた番組にも今の彼女とまったく違う姿が

映し出されておりそれもまた問題だ。



なぜなら本来の姿とまったく違ったタレントを

峯岸みなみとして売り出していると詐欺的に捉えられるからだ。



だから今後の番組にはしばらく出演できないし

それによって得ていたはずの事務所収入も激減する。



さらにGREEのゲームで彼女に関するアイテムが

使用停止になりそれまでお金を使っていたユーザーを困惑させている。



そしてそれは彼女の意匠権を使用させている尾木プロと

GREEの関係にも溝を生む原因にもなるのだ。



GREEが峯岸によって得るはずだった今後の収益に関して

損害賠償を求められてもおかしくないのだ。



このようにタレントというのはそのイメージを商品とする商売であり

その商売道具である自分の容姿を毀損する行為は危険だ。



今回の件はあくまで峯岸の件がクローズアップされ

本質が見えにくくなっているがAKBの管理体制の問題でもある。



メンバーひとりひとりが自分自身が大きなお金を動かす

商品なのだという自覚がなかったゆえに起きた問題だ。



恋愛禁止とか、合コンがいけないとかそんな事は本来

どうでもいい話だし内輪だけの問題でしかない。



だが髪を切り坊主にするということはいかに多くの

関係者に迷惑をかけるか今一度自覚した方がいいだろう。



本来この件で峯岸は勝手に自分のタレント価値を傷つけ

事務所に損害を与えたことで解雇になっていておかしくない。



それがあの程度で済んだのは今までの彼女の功績から

温情で秋元氏含めて水面下で調整したゆえだろう。



普通ではありえないぐらい甘い処分だったと思う。



私だってAKBの中のみーちゃんはいくらでも擁護してあげたい。



だが大人のプロのタレントである峯岸みなみには馬鹿野郎としか言えない。



ということでAKBのメンバーは自分がどういった立場にいて

自分の行いがどのように影響を及ぼすかしっかり考えて欲しい。



AKB第2章はこういったアマチュアイズムからの脱却もまた

重要な課題となるだろうし是正していく必要がある。



今回の件がいい意味で反面教師になることを切に願っている。



それでは、また。



以上