つまりは夜
鋭利な心
蓄積されたさまざまな色
渦巻くそれらが
滲み出る夜
表の自分を形成していた外壁は剥がれ落ち
露わになる本当の自分
と、その心
溢れ滲み出たそれぞれの心の一片
それぞれが違う色をして
それぞれが違う感情を生む
夜の中やっと溢れ出た色たちが
何色なのか
それが何を意味しているのか
分かる瞬間
心が軽くなる
そんな感覚
センチメンタルな夜
でもそれは何時までも続くわけではなく
外壁が硬くなるにつれて
夜は遠ざかり
自分は表の自分に埋もれてゆく
いつしかそれが常になり
埋もれた自分を思いだす時が
無くなるのではないか
いや
既に無くなりつつあると
気付いた
今宵はセンチメンタルな夜
冬