不妊治療はとても順調でした。
年齢もまだ20代。排卵もきちんとしている。
原因も卵管閉塞とはっきりわかっている。
なので、タイミング法や人工授精等は意味がなく、病院では最初から体外受精と治療方針は決まっていました。
『卵管閉塞』と言われた時は、とても絶望しました。
でも、のちのち思うのは原因がはっきりしていたのは良かったこと。
どんな検査をしても原因がなく、治療のステップアップ等で悩むひと、苦しむひと、病院内にはたくさんいたと思います。
最初、開放的に見えた待合室も、通院していくうちに普通の待合室に感じられ…
たった一度だけでしたが、身体的にも金銭的にも負担が大きかったにも関わらず、結果が伴わなかった時には、本当に…冷たい待合室に感じました。
私が通っていた病院は、なるべく『自然周期』を大切にするところ。
それもあってなのか、採卵時に麻酔を使いません。
痛みの感じ方は人それぞれ。
痛みに弱い私には激痛でした
無麻酔での採卵後、ベッドで出血が落ち着くまで休みます。
その時間…
たったの10分!!
あんな激痛の後なのに10分で起き上がって
待合室に行くなんて
ベッドに横たわって痛みの余韻を感じている最中に看護師さんが1枚の紙を渡しにきます。
そこには、
『採卵数 0 個』
ぜろ…?
ゼロって、無かったってこと?
取れなかったってこと?
あんなに痛くて怖い思いをしたのに?
初めての採卵は、うまくいきませんでした。
暗がりの部屋で、機械のモニターが青く光り、たくさんの人に囲まれた中、ひとりで診察台に上がり、脚を開く恐怖、無麻酔で身体に針を刺し採卵する痛み、そして、うまくいかなくても払う4万円…。
いろんなことがぐるぐると頭の中を巡り、ベッドでの10分間は涙が止まりませんでした。
でも、私はうまくいかなかったのはこの一回だけで、次の周期には2個採卵することができ、そのうちの1個を移植し、無事出産することができました。
そして、数年後には凍結してあったもう一個のたまごもお腹に戻り、第二子へとつながりました…。
不妊治療をしてみて…
私は順調な方でした。
通院した期間も短いです。
でも、たったの数ヶ月でものしかかる様々な不安や高額な出費には追い詰められました。
助成金があれども、不妊治療は本当に金銭的にも身体的にも精神的にも負担が大きいことです。
ギリギリ20代で不妊と気付けて良かった。
原因がはっきりとしてて良かった。
病院を教えてくれる人がいて良かった。
モラ二郎さんが決断してくれて良かった。
どんなに疲れてても『夫婦共同作業だから』とできる限り付き添ってくれたモラ二郎さん。
『自然妊娠』できないことは本当に悲しかったし、残念だったけれど、でもいろいろな人に助けられ、赤ちゃんを生むことができ、本当に良かった。
この感謝の気持ちだけは、モラ二郎さんにどんなにモラハラされようとも一生消えることはないモラ二郎さんへの大切な想いです。