今年の夏は、特に暑い様な気がしてます。(私だけかなぁ)

鮎釣りももう何回も行って、楽しんでましたが 7月の頭に夏風邪を引いて

それが長引いて、いまだに回復しなくて暑い1日川で鮎釣りするのが

苦痛になって来ました。そんな訳で今年は8月いっぱい鮎釣りを

休む事にしました。家の中でゆっくり休みます。かかりつけの大学病院

も何回か行って診てもらいましたが、どうもスッキリしません(コロナか〜

検査しましたが違う様でした。さてさて本題です。

 

今回は、これです。ダイワメガトルク急瀬抜95です。

この竿の、元竿と7番の折れの修理です。

元竿の金属みたくなっているのは、オーナーさんが自分で修理したそうです。

折れそうなところを、この金属テープで巻いて補強してありました。

はがしてみると、この様になってました。

まだ折れてはないですがこのままでは、使えません

こちらは、7番です。インナーで繋いでこの状態です、

このままでは使えないので、本当はこの竿より太い竿を被せて補強したかったのですが

この7番と8番の間がほとんど隙間がなくて、コピー用紙2枚を巻き付けると

その時点で、元竿から7番が出なくなってしまいます。

そのため被せる側のパイプを、かなり薄く削ってみましたがそれだと今度は強度が

無くなってしまうので、これしか無いと思い

この方法をとりました、カーボンロービングです。まあ早い話カーボン繊維の

細い束なんですが太さも形も自由に変えられるので、これを3回ほど巻いて

その上からエポキシレジンで塗り固めました。二日ほど放置して

研いでこの状態にします。この後このブラウン系の色を作って、クリアなしで

仕上げました。クリアを塗ると元竿に入らなくなってしまうので

強度が少し心配ですがロービングしてあるので大丈夫かと・・・

 

元竿に戻ります。

元竿は、インナーを入れると7番が全く通らなくなってしまうので

外側のアウターのみでやってみます。

かなり厚みのあるパイプを見つけて被せてみました

この様に段差をとって仕上げてから

まず下側の赤を塗って

ステンシルを貼って、文字を入れます。

赤と赤の境目はカーボンシートを貼りました。

そして、最後に元竿全部にクリアコートして完成です。

無事に納品はできました。

実際に使ってもらって、大物鮎を引き抜いていただければ幸いです。