何度か観た予告編とキャスティングに惹かれて観た映画。
クリーピー
偽りの隣人
クリーピー【creepy】意味は、ぞっと身の毛がよだつような、気味が悪い。
予告編がまさにそんな感じだった。
主演は犯罪心理学者の西島秀俊
妻は竹内結子
気味が悪い隣人が香川照之
その娘?に藤野涼子
キーを握る生き残った娘が川口春奈
元後輩刑事に東出昌大
このキャスティングが何より魅力的で、観なきゃ!!ってなった。
香川照之が最初から気持ち悪い不気味さを醸し出してて。
恐ろしい事に常に冷静でニュートラル。
私怨や感情で殺人を犯す方がまだ理解できる。
そうじゃないから怖い。
無関係で恨みもない人を躊躇わず殺す狂気が恐ろしくて震える。
関わっちゃダメ感が漂ってるのに、隣人としてどんどん関わる西島秀俊と竹内結子夫婦。
あーあ、ダメだってば…なんて思ってばかり(笑)
香川照之の家の中の設備や構造をどうやって造ったのか?なんて疑問が消えなかったけど(笑)
東出昌大があっさり消えてしまったのが残念。
ファンとしては、壮絶だったであろう彼の最期を観たかった
自分が正しいと思ってるから、何の躊躇いも無く殺人を犯す狂った怖さを感じた辺りが、直近で観たヒメアノ〜ルの森田剛と被った。
この春のユースケサンタマリアのドラマや木村佳乃のドラマのように、隣人が怖い系が流行ってるのか?なんて思ったり。
犯罪心理学者なのに無防備に近づきすぎてないか?
迂闊じゃない?
あんな素敵な夫がいて恵まれた環境に見えるのに、なぜそんな?と思ったり。
ここら辺をもう少し時間を増やして骨太にして欲しいと思った。
予告編でめっちゃ恐怖だった、シーンやセリフが意外と怖くなくて💦
何度も観たせいなのか、他にも怖いシーンやセリフがたくさんだったせいか。
まー、両方かと。
ラストは、そりゃこうなるわな!って展開だったけど、そのラストまでの運びが怖さと絶望に満ちてて凄かった。
この終盤のたたみかけが恐ろしくて。
観てる方としても、もう生きていられないと思わされたり。
そして、ラストの竹内結子が物凄かった。
やっぱり凄い女優さんだわ…。
もう一回どころか、あと何回か観たいと思った。
やっぱりいい役者さんが揃ってるだけあるし。
一つわからなかったのは、真空パックにする時にどうしてアルコールを入れるのか?って所。
真空パックにして血を流さない映像にする事で、R指定を回避できたとか。
ここら辺のアイディアは凄い。
より狂気に満ちた感も出てるし。
原作は読んでないけど、どんなラストだったのかが気になる。
なんだかんだ?で、かなり観応えあって面白かった。