無駄な時間を一切排除する、「あてはめ」って何!?
こんにちは、AYUです。前回の記事では「数的処理を攻略するための3つの解法」として、1.きれいな数字2.多数決の法則3.あてはめこの3つの解法の内2.多数決の法則を紹介しました。↓↓前回の記事今回は数的処理最大の超実践的な解法「あてはめ」について説明していきます。あなたはすでにお気づきだと思います。「公務員試験の鉄則」それは選択肢を見てから問題を読むということです。選択肢には多くのヒントが隠されているのです。問題をじっくり読んでからどの選択肢か考えているようでは時間がどれだけあっても全然足りません。「あてはめ」こそ、公務員試験のルールに乗っ取った選択肢ありきの解法なのです。これを使うことで、回答にたどり着くまでの時間が圧倒的に短縮されます。「じゃあ、あてはめって何?」「あてはめ」とは"検算"のことです。まずはこの問題を見てください。▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ある川に沿って、20km離れた上流と下流の2地点間を往復する船がある。今、上流を出発した船が、川を下る途中でエンジンが停止し、そのまま24分間川を流された後、再びエンジンが動き出した。この船が川を往復するのに、下りに1時間、上りに1時間を要した時、川の流れる速さはどれか。ただし、静水時における船の速さは一定とする。1 5km/時2 6km/時3 7km/時4 8km/時5 9km/時▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲まず、この問題を一般的な数学の解法で解いてみましょう。船の速さをa(km/時)、川の流れる速さをb(km/時)とし、(距離)=(速さ)×(時間)の公式にあてはめ連立方程式を立てます。●下りのときは20=b×(24/60) + (a+b)×(1-( 36/60))●上りのときは20=(a-b)×1この連立方程式を解くとa=25, b=5となり、回答が肢1であることが導き出せます。次に「あてはめ」で解いてみます。◆まず選択肢を見ます。ここでのポイントは「きれいな数字」を探します。すると、肢1が「5」ですので、とりあえず肢1について「あてはめ」していきます。●下りのときは24分間5km/時で流されるので、流された距離は24/60(=2/5)×5=2kmだと分かります。残りの18kmを36/60(=3/5)時間で進んだので、18÷(3/5)=30km/時となります。これは(船+川)の速さなので、船の速さは30-5=25km/時だと分かります。●上りのときは船の速さー川の速さは25-5=20km/時となり、1時間で20km進むことが分かり、問題文と合致します。これがあてはめの解法です。慣れていないと、もしかしたら「数学的に解いた方が早いんじゃ?」と思った人もいるかも知れません。今回の問題は比較的かんたんに連立方程式を作ることができましたが、少し難解になってくると、式の作成に時間がかかってしまい、気が付けば2分、3分と何もせずに考え込んでしまう最悪の時間を過ごしてしまうことがあります。あてはめはこのような「無駄な時間」を回避し、とにかく正解に近づけるステップを開始できるということです。それにペンを動かす行為によって頭が回転してきて、次第に問題が理解できてくるのです。練習すれば、圧倒的に数的を早く解くことが可能になります!問題集を解くときも「あてはめ」を使って解いてくださいね!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。AYU