会場に着いたとたんナミが驚いた。


「中学の同級生がいる」


小声で私に教えてきた。

ナミが視線を送る先には2人組の男性が立っていた。


開始5分前ぐらいに着いたため

会場にはそればなりに人の輪ができていた。


とりあえず、私たちは受付をすませ

受付カードに呼び名や誕生日、血液型などを記入して、

ドリンクを持って、ナミの同級生の2人のところに行った。

会場は机が少しと、会場を取り囲むようにイスが並べてある立食形式のものだった。


同級生と久しぶりと親しげに話すナミ。

私は初めましてと軽くあいさつ。


すると街コンのスタッフが司会を始め、

乾杯をし、フードの用意ができたので

各自取りに行くようにと指示があった。


私とナミが取りに行こうとしたとき

2人組の男が話しかけてきた。


見るからに若そう…。


フードを取りながら話をすると

やはり相手は21歳の社会人だった。


適当に話をしているとスタッフがゲームを始めると言って同じ血液型が同じ日にちの誕生日の人とペアになって並んでくださいと指示があった。


ナミはO型。

私はAB型。


ナミはすぐ見つかるだろうけど

正直私は、いないだろなと思った。


男女比率は15:15ぐらい。


AB型の人なんて滅多にいないだろうから、

同じ日にちの人を探そうかなと思った。


そうそうにナミは同じ血液型の人が見つかり、列に並びに行った。


私は、別にペアにならなくてもいいかなと思い、一人イスに座っていた。

すると、急に首からさげている受付カードに

見知らぬ手が伸びてきた。


「あっ、AB型見っけ」


そこにはまだ1回も話していない男が立っていた。


「俺もAB型。並ぼっ」


なれなれしく話しかけてきて私を手招きする男。

そして、また見るからに若そう。


列に並んでいるときにいろいろ話をして、

スタッフが用意したカードゲームをして、

席に戻り、またお互いの話をした。


そのなれなれしい男は

ユウマといい年は23歳。

社会人1年目らしい。


今日は大学の友だちと一緒に来たらしい。


「いくつなん?」


普通に聞いてくるユウマに言いにくそうに答える。


「26」


ナミと設定した26歳と言った。


「そうなんだ。全然見えんな」


「ほんま?いくつに見える?」


「う~ん、23ぐらい?」


私の顔は世間一般からしたら童顔の方だと思う。

確かに23歳までお酒を買うのに身分証の提示を求められていた。

しかし、この年でまだ23に見えることは正直、複雑な感じだった。


少しばかり話していると、司会のスタッフがまたゲームをするので、よかったら今話している人と連絡先を交換しといてくださいと指示があり、私たちもお互いの連絡先を交換した。


それから何人かの人と話をして、連絡先を交換してを繰り返し、会も終わりに近づいてきたときに、今まで離れていたナミと合流した。


ナミにいい人いた?と聞くと全然という顔をした。

ナミの同級生の2人も近づいてきて4人で話していた。


すると、ナミの同級生の1人

マサくんが連絡知りたい子がいると教えてくれた。


マサくんが教えてくれた子はピンクの服を着ていた。


「あのピンクの子?よしっ!聞きに行こう!」


と言って、私はマサくんを誘った。

私が呼ぶから、そこからはマサくん頑張って自分で聞いて!と言って、ピンクの子に近づいた。


すると、ピンクの子にユウマが話しかけようとしていた。

そして、近づいている私とユウマは目があった。


私は「ごめん、ホンマごめん」とユウマに言って、ピンクの子の手を引いた。


手を引きながらピンクの子に

「ごめんね、ちょっと連絡先を知りたい人がいるから、教えてあげてくれん?」と言った。


ピンクの子は「いいですよ」と言ってくれたので、マサくんの前まで連れて行き後は、マサくんに託した。


私は振り返りユウマに謝りに行った。


「ごめんね、せっかく話してたのに連れってってしまって」


ユウマは笑いながら気にしてないよと言った。


マサくんは無事にピンクの子と連絡先を交換でき、

この会は終わった。


帰り道、ナミ、マサくん、そしてもう一人の同級生トミと私の4人で駅に向かいながら今日の反省会をしてお互い頑張ろうと言って別れた。