つづきですあひる







もう体中汗でびしょびしょ。


分娩体勢入ってから、汗がハンパない私。



旦那はずっと私の頭側の右横にいて


タオルで汗ふいたりポカリくれたりしてたよ。







助産師さんのリードでいきむ、いきむ。。



「そうそう、その調子で、、もう少し!!


 がんばってーーーー!!!」



「ううぅ~~~~」




このへんで、『なにか』 


股にはさまってるカンジ!!!



これがもんのすごーーーーく痛い∑!!




「うああぁぁぁああぁあ!!!!」




思わず叫んでしまう痛み。




痛い。痛い!!!





腰も骨盤も砕けてこわれてしまいそう!!!





「痛いよね、痛いよね。もう少し頑張って!」



「はぁ、はぁ、はぁ・・・」




涙もでない。




「がんばれ、がんばれ!あと少し」




もう自分の体なんてこわれてしまえと思い、


力をふりしぼっていきむ!!!





「そう!もう少し!もう少しがんばってーー!!」


「もう少し、もう少し」



助産師さんや先生のリードで、


ほんとにもうすぐなんだってのが伝わってきたから


もうなにくそってカンジでがんばる。





「んあぁぁーーーー!!!!!」





すっと何かがぬけるカンジ。


さっきまでの痛みがなくなる。




「頭でたよーーーー!!!」




わぁーー!!!頭でた!!!??





「かるくいきんで!!」




もうこのへんで、何がなんだかわからない。


いきむ?いきむってなんだっけ。



はっはっはっとかるい息しかできない。




「かるくいきんでーーー!!!」




あ、いきむ、、、



そうだそうだと、かるく力をいれる。


(かるくっていってもけっこう必死だったような)






「うまれたよーー!!!!」





私のおなかの上に紙がおかれていて、


下からとりだされたばかりの赤ちゃんが


私の胸の上にぱっとおかれる!!!




わわわ・・・・・



うまれたーーーー!!!





「36分です!!!」


と、時計を見て助産師さん。





手が無意識に動き、赤ちゃんを抱こうとする。



あたたかい。


めちゃくちゃあたたかい。。。




「うわぁぁぁぁあぁぁぁん!!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」




うまれたら何を話しかけようか、とか思ってたのに、


もううまれてすぐに号泣でした。




「がんばったね。がんばったね!!!」


助産師さんが何度も声をかけてくれる。




涙がとまらない。



声をあげて  泣く私。




「がんばったね。みか、がんばったね。」


と、右上から旦那の涙声。


私の頭をなでてくれてる。




ふと上を見上げると、


旦那はビデオカメラを片手に、めっちゃ号泣。。。




泣いてる。。。


旦那も泣いてるよ。。。


こんなに泣いてるよ。。。




「ありがとう、ほんとがんばったね」



そんな旦那の顔や涙、ことばで余計に涙涙。





赤ちゃんを抱こうとすると、



「紙の上からさわってねーー」



と助産師さんに注意される。



だけど無意識に手が赤ちゃんをさわっちゃってました。






ところが。。


先生が必死に赤ちゃんの口に管をとおして、


いろいろ吸い上げてる。



なに?なに??



そういえば、はまちゃんの産声きけてない!!!





どうやらへその緒がちょっと首にまきついちゃってたようで。。


前からじゃなくて、ネックレスみたいにうしろからだから


よかったみたいなんだけど、


それで少し苦しかったみたい。




感動してる中、


私の胸の上で苦しそうにしてる赤ちゃんを見て


「がんばれ、がんばれ・・・」


と旦那と私。




「大丈夫だよ。こういうこともあるから。


 大丈夫、大丈夫」



と先生や助産師さん。





大丈夫?ほんとに大丈夫なの??



と思いながらも、無事処置がおわる。








あぁ、


無事うまれた。。。











つづく