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わたしたちは
大我を生きているのでしょうか?
大我の下では
人として生きる
小さな幸せは
霞のようなものなのでしょうか?
あんなに幸せだったのに
なぜ離れなければならなかったのか
宇宙の采配に
少しだけ
愚痴をこぼしたくなることも
ただ、
たしかに
私は、成長できました
あのままでは
分からなかったこと
気づけなかったこと
今の私は
あの別れに感謝しています
でもね、
ときどきね、
やっぱりパパがいた日々が
恋しかったりするのです
君は、幸せですか?
全てを引き受けてくれた
あなたの優しさに
あなたの大きさに
感謝します。
でも、やっぱり
気になるの
幸せですか?
どうか
あなたが
幸せでありますように
いつか
堰き止めた流れが
ゆっくりと流れ出しますように
心から祈ります
あなたに幸あれ
揺るぎない 愛を誓いし 教会を
車窓から見る 涙なく
あなたしか 知らない私が いることを
忘れて生きる 精一杯
奇跡だと あなたが言った この出会い
今改めて 軌跡と知る
夕映えが 似合う背中が 好きだった
きっと あなたは 知らないけれど
巡り会う 吾と彼のサダメと知りながら
無かったことにしてみる夕暮れ