沖縄の友人であり、素晴らしいバレエ・アーティスト、
緑間玲貴さん
超リスペクトしてます
2015年から数えて5回目となる
彼の自主公演、トコイリヤ
沖縄ベースの彼が東京で公演をするという、
言ってみればアウェイ公演
それを5回の内3回もやってのける情熱とブレない心
今回のトコイリヤvol.5でも
ストライクに感じ取り、また更にその夢が大きくなっている事を
じっくり味わわせていただきました。
玲貴さんに初めて会ったのは
2011年、私が初めて沖縄に行った時だったかな。
今は亡き郷さんのバー、土で出会いました。
彼は沖縄でバレエカンパニーをやっていて、
パートナーである前田奈美甫さんと共に、
いつもクリエイティブな舞台を創造されています
私が沖縄に行く時は必ず玲貴さんに連絡して、
ここ数年は終日ずっと話してしまう、そんな仲w
ジャンルは違えどダンサーとして、
同じ「踊りは祈り」としているところに強く共感しながら
話す度に常に前進し続ける彼の人となりは
終日トークで存分に感じていました
トコイリヤは初回、そして今回と2回目の鑑賞でしたが
玲貴さんと沢山話したからこそ感じる事
感動する事があって
またvol.5のトコイリヤのテーマが
私とシンクロする部分が多く
感動と涙を一緒に堪能しました
⚫常に「踊りは祈り」としている事
⚫Vol.5は女性性をテーマにされている事
⚫エジプトをテーマにした演目
⚫実家近くの大好きな走水神社に伝わる日本武尊と弟橘姫の物語
⚫ずっと好きなユニット、YURAIの音楽
等々
女性性をテーマとし
一人の女性の心の旅と成長、そして目覚めを
全体を通して様々な文化を取り入れた内容でした
沖縄舞踊や、クラッシックバレエ、巫女舞
そして創作ダンス
それぞれの演目で
各々の異なるエネルギーとメッセージが
ステージ全体から放出され
本当に一つの大作の映画を見ているようで
また時に走馬燈な感覚を覚えました
そして、全体を覆う
愛の世界
特に印象的だった演目はいくつかあり。。。
vol.1でも最初を飾った
玲貴さんのソロがメインの
~ルミエール・ドゥ・レスト 東方からの光~
彼の踊りが初回より更に輝きが増していて(当たり前だけどw)
ゆっくりした動きの中にしなやかで強い女性性を感じ
私の意識を一気に旅に誘ってくれました
2番目は
Centaurea ~Ballet Egyptien~
若くして亡くなったツタンカーメンと王妃アンケセナーメンが夢の中で再会する、儚い恋の物語
ベリーダンサーは誰でもトキメクでしょう
エジプトの世界
イタリアを発祥とするバレエと中東諸国を発祥とするベリーダンスは、実は地中海をはさんでいるだけで実は近く
このようなコラボレーションは新鮮で且つどちらの表現も美しいな、と再確認しました
3番目
the SWAN ~倭建命~
私の地元、横須賀にある大好きな走水神社に伝わる
日本武尊とその妃、弟橘媛命の物語
荒れ狂う海から日本武尊を助けようと、弟橘媛命が侍女たちと身を投げて海を鎮め
その後日本武尊が1人息絶えた後は白鳥となったまでの物語の世界
走水神社は、聡明で凛とした愛を感じる神社なのですが
玲貴さん達は、舞台の前に立ち寄ってくれました。
地元民としてはとても嬉しい
衣装も本当に美しく、
弟橘媛命に扮する奈美甫さんは正に弟橘媛命そのもので
最後は泣いていました
昔から親しんできた神社と物語を
こんな美しく表現してくれて、とても嬉しかったです
4番目
RE BORN「再生」~Boléro~
玲貴さんと巫女舞柳元さんの世界の融合
多分一番興奮した演目w
ラヴェルのボレロに乗せて
静かに膨れ上がる宇宙的なエネルギーの成長の中に
人間という存在の尊さと、それぞれの唯一無二の存在
規則的な動き中に普遍性と躍動感が
まるで木々の揺らぎやさざ波のようで
どんどん引き込まれました
玲貴さん中心とし
出演者ほぼ全員が祈りの手の動きを繰り返し続けるリズム
あの中で一緒に踊りたくてうずうずしました
玲貴さん、
次回は是非あのメンバーの中に入りたい!
(ダメ元で意思表明っ)
師匠Saliさんも興味持ってくれて
観に行ってくれた事も嬉しかった
Saliさんも創作オタクなので笑、
次会った時に感想聞いてみたいな
長くなりましたが
女性性をテーマにした生命の「創造」「気づき」「成長」「愛」
そして
「祈り」
観終わった後はとても清々しく、
自分自身のエネルギーがグラウンディングしている感じで
素晴らしい舞台を堪能できたこと
玲貴さん、奈美甫さん、演者の皆様、そして運営の方々に
感謝します
そして、本当にお疲れ様でした!!
素晴らしい時間とエネルギーを、有難うございました
次回も楽しみにしています!
(ボレロは一緒に踊りたいw)
最後に
去年沖縄に行った時の玲貴さんとの写真
@ 風庵