4年間遠くの高校の吹奏楽部を教えていたお話【前編】 | フルート奏者・講師 三澤彩花のブログ

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フルート奏者・講師
国立音楽大学卒業/JEUGIAカルチャーセンター ららぽーと立川立飛店フルート講師

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こんにちは!

フルート奏者の三澤彩花です♪


先日久しぶりに吹奏楽指導のお仕事へ行ってきました♪

その学校へは今まで合宿指導コーチのみ

フルートを教えていたので、

学校の中へ入ったのははじめてでしたニコニコ


綺麗で広くて良い学校だったなあ音譜


新型コロナウイルスの影響で

6月末より学校が始まり

なかなか練習も出来なかっただろうに、

みんな一生懸命にレッスンを受けてくれて、

次回の成長がとても楽しみです!




そんな久しぶりの吹奏楽指導をして、

4年間通っていたとある高校を思い返しました。



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私は大学を卒業してすぐの頃、

高校の頃の先輩より依頼を受けて、

月に4日、とある神奈川県の高校の吹奏楽指導コーチをすることになりましたニコニコ

東京都に住んでいる私は、

まあ神奈川県は隣だし、と思っていましたが、

実際に調べると

なんと自宅から2時間半🚃

往復5時間かかるため、

指導時間は2〜3時間でも1日がかりの大仕事です。


朝部活がある時は4〜5時には起きていました。
(それなのに前日遅くまで飲んで後悔したこともしばしば)


部員は1〜3年生で10人前後です。

とってもアットホームな部活。


当時は数人しか指導経験がなく、

私も緊張していたことを今でも覚えています。


そして、少し特殊と言われるのが、

私は部活全体の指導コーチなので、

フルート以外もアドバイスをしましたし、

合奏では慣れない指揮をして、

なんとか指導をしていました😇


そうして少し経つと、

吹奏楽指導のお仕事も増えはじめ、

指導校の経験を活かして他校でも指導し、

他校での指導経験を、指導校へ持ち帰り....

と、相互に自分の経験値を増やしていきました。


実際のフルートのレッスンでは、

『何がこの生徒にとって難しいのか』

を考えてアドバイスをして、


他の楽器のレッスンでは、

フルートの奏法を応用したレッスンです。


勿論フルート以外の楽器をレッスンする場合

アンブシュアや持ち方などは言えないため
(他の楽器はその専門家のレッスンが1番良いです。)

よく言っていたことは、

◆音楽の持っていき方
例えば、『クレッシェンドの後のフォルテ』どこが頂点でしょう?
意外とクレッシェンドの最後・フォルテの直前でピークを迎えている方、多いです。

◆呼吸法
初めてだとやはり胸式呼吸をしてしまいます。また、経験者でも気づかず胸式呼吸の方もいらっしゃいますね。

◆指について
キー(バルブ)を離した後、離れている状態の指とキー(バルブ)の距離が遠すぎる方、いらっしゃいませんか?
早く指を動かした時、その距離がタイムラグとなって速いパッセージが上手くいきません。
*速いパッセージが上手くいかない方については、このほかにもいくつか考えられる問題はあります。


そのほかにもフルートの奏法や基本的な音楽理論でレッスンができます。

このことは、当時の私にとっては大発見で、

フルートにばかり焦点を当てていた私は、

吹奏楽器の共通点に気付きました。


実際に、レッスンをすると、

他の楽器でも劇的に音楽が変わりました。



次に合奏レッスンでは、

◆入りを揃えること
入りを揃えるためには、直前のリズム感がとても大事です。
指揮の予備拍の時点でリズムに乗れていますか?

◆音程について
チューナーにかじりついていませんか?
きちんと耳を使って周りと合わせましょう。
楽器ではなく、歌って音程を合わせる練習も必要です。反対に、歌って合わない音程は絶対に楽器で合いません。

他にも音のバランスや拍の取り方などについても

レッスンをしています。

コンクールのためだけではなく、

しっかりとアンサンブルを学べるように意識しています。



ここまで、とある神奈川県の高校で教えていたこと

概要を書いてみました♪

後編では辞めるまでのことを書いていきたいと思います。


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今日の動画は

つじあやのさんの風になるです!

これはいつもよりちょぴっと評判良かったです口笛



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