昨日、東京藝術大学大学院ソルフェージュ科を修了しました。

楽理科に所属していた学部生の頃を合わせると計7年、上野に通い続けたことになります。



ふと思い返せば、大学に入学してふわふわと2年間を過ごしてしまった後、学部3年生に進級するタイミングで「絶対に演奏家として生活していくんだ」と決意し、それからは生活の最優先が音楽になりました。


不思議なもので、そう決意してからは沢山の方と出会う機会をいただき、たくさんの経験をさせていただきました。


もちろん良い時ばかりではなく、時には心臓が止まってしまうかというくらいの大きな失敗もしてしまいました。


「今の実力では自分に演奏を頼んでくれる人の期待に応えられない、、」

「もっと技術面でも精神面でも成長しなければ、、」


周りの環境もハイレベルな大学院に在籍していた3年間はこのような焦りをずっと感じていました。しかしこの気持ちを持ち続けたことが自分を少しだけ成長させてくれたのかもしれません。

そしてこの気持ちはこれからも驕ることなく持ち続けなければならないものでもあると思います。常に一段上のレベルを目指し、過信することなく自分を高めていきます。



学内で、学外で仲良くしてくれた友人達、一緒に仕事をしてくれた仲間たち、沢山の事を教えて下さった先生方、自分の活動を温かく見守りサポートしてくれた家族、親族、そして何よりこの文章を読んで下さり私のことを応援して下さっている全ての方に感謝を込めて。