あやたび ~私の目に映る日本・京都編~  

あやたび ~私の目に映る日本・京都編~  

生まれ育ったこの国を、故郷を全然知らないって気付いた。教科書には載ってない、インターネットでも見つからない。そこに生きる人たちの頑張りを、強さを、自分の目で見てみたい。豊かな自然を、自分の肌で感じたい。まずは京都からスタートです。 Con ABIS Jr.

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自分との戦いは続いた


他の人に比べて、出来てることより出来ていないことのほうが


遥かに多かった


でも、


それを一つ一つ克服していけば、絶対に勝てる


根拠はなかったが妙に自信だけあった


実際、


合宿中に行なわれた練習レースで、


日を追うごとに順位を上げていった


成長を日々感じれる、こんなに嬉しいことはないと


しみじみ実感していた


新しいことを身につけるには、


常に挫折と立ち直りの繰り返し




「目の前に壁があって、近くにいるから、


立ち向かおうとしているからこそ大きく感じる


でも、一度ふと離れて見上げれば


そんな大したことないさ」




浪人のとき、英語の先生が言っていたことを思い出した


強さが必要なのは、


壁を乗り越える時じゃなくって、


壁を乗り越えようと心に決める時なんだ


あとは、ただひたすら頑張るだけ


きっとそれが出来るかどうかなんだ




心に決めた


あの時はただ無我夢中だった

「情けない」


その言葉を深く噛み締めて、自分と向き合った


ともかく練習しよう


課題は山積み でも、


課題が見えているから、それを克服すれば


絶対に速くなれる


根拠のない自信だけは何故かたっぷりだった


でもそのためには、ともかく練習しなくちゃ


9月


1年生は自由参加の合宿に、3日くらい前入り(合宿日より早く行って練習すること)して


挑んだ


ほぼ一日中、朝から晩まで


風が強い時には沖にも出れず、帆走範囲の狭い湾内でひたすら”乗る”練習


ライバルはもう「上りでストラップ」が出来るようになったと、


合宿初日で聞かされ焦りも感じた ※「」はウインドサーフィンの乗り方の一つ


練習するしかない 絶対出来るようになってやる


水の中に落ちて、上がって、落ちて、上がって、


先輩に何度も質問して、試行錯誤


1日目、2日目、3日目・・・


風をはらませ、水に浸かりそうな体を必死に起こしながら


・・・出来た!!


と思った瞬間、水に落ちた


「やっっっっったぁ!!!」


やっと分かった、やっと出来た、こういうことだったんだ


ボードにしがみつきながら喜びを噛み締めることなくはしゃいだ


水に落ちた帆を見ると、


太陽に照らされてキラキラ光る水面で


めだかほどの小さな魚がピチピチと跳ねていた


今でもはっきり、覚えている