庭の菊が咲き始めました。 | そよkaze

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日々心に浮かんだあれこれを
綴ってみようと思います
残照に立つ気はないけれど立ってるわけで
書けるうちが花と思っています。
お読みいただけたら嬉しいです。

小菊咲く 

 

瑞と言う名の

 

佳人(ひと)の居て

 

 

 

美しい人でした

 

舞の名手でした

 

どれだけの人が、彼女を想ったでしょうか

 

 

 

あっという間の     別れでした

 

 

 

先日の舞踊の会には

彼女が密かにあこがれていた人も

踊りました。

 

 

照れ屋で真面目なその人も

彼女の想いを感じていて

 

踊りを通して会ったりする時に

ちょっと挨拶する時の

二人の表情が

私はすきでした。

 

 

 

 

今年の町会の盆踊りに

お付き合いで来てくれたので

 

機会を見つけて彼に

瑞さんが亡くなったことをはなしました。

 

 

 

「えっ……。」

驚愕の表情で、絶句してしまった

 

 

 

 

あれから一年半が経ちました。

 

本当だったら彼女もこの舞台に立っていたのに

 

 

 

 

水も滴る女踊り

 

きれのよいいなせな男踊りも出来たはず

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下で  すれ違いざま

 

お互い  挨拶しながら

 

一瞬のうちに

 

彼女の思い出がよぎりったのでしょう

 

 

照れ笑いの目が

 

哀しかったです

 

 

 

 

私はまだ引きずっている

 

師匠のところには夢に出てきたのに

 

私はまだみていない。

冥福なんか祈れない

 

ただ会いたいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

夫にももちろんあいたいですよ。