そよkaze

そよkaze

日々心に浮かんだあれこれを
綴ってみようと思います
残照に立つ気はないけれど立ってるわけで
書けるうちが花と思っています。
お読みいただけたら嬉しいです。

  

親しかった友が

急逝しました。

 

治療中でした。

 

でも不思議と元気で よく食べよく話し

お茶の先生もしていて

ある高校の茶道部の指南役もしていて

誰からも慕われる 温かな聡明な女性でした。

 

自分の事より 人が喜んでくれる事の方が優先で

家族の反対を押し切ってまで

お茶の指南をやめませんでした。

 

生徒さん達は勿論 そんな友の為に 手助けして負担の掛からないようにしていました。

 

お正月は 細くなった身体で 

お節も作り 初釜の準備もしていたそうで

二人の娘さんと孫達そしてご主人と

賑やかに過ごして

みんなで二泊の旅に出る予定も

行かないと断って 娘さん達だけで出発したのです。

 

4日 ご主人は朝食は自分でいつも作り

友は ゆっくり起きるのに

その日は 珍しく7時に起きてきて

カボチャのスープを作って おいしいといいながら 全部平らげたとか。

 

知的な彼女は新聞のニュースを読み

お気に入りのTVの世界紀行番組を楽しみながら

ふと気づくと うとうとと眠っていたそうです。

 

身体が冷えたか痛かったのか

3時頃お風呂に入ったのです。

 

いつもゆっくり温まる人だったので

その日も 30分ぐらい立つので ご主人が様子を見に行くと

ゆったりと湯船につかって居たので 

「そろそろでたら?」と促したところ

「あと少し」と答えたので

其の儘15分ぐらい経過して 未だ出て来ないので覗いたら

もうその時は 意識もなく脈も消えていたのでした。

 

娘さん達は旅行中でご主人一人だったので

もう大変だったでしょう。

 

その時のことを思うと只々胸が痛くなります。

ご家族はどれだけ衝撃を受け 辛く哀しかったでしょうか。

 

病院から帰ってきた友を

6日の日にお別れをさせて頂きました。

 

静かに眠っている友は もう帰ってこないのだと思い知らされて

残された私たち3人は もう 泣くことしか出来ませんでした。

 

彼女から頂いた賀状

娘がちょうどそれを見て「なんと綺麗な毛筆ねえ」と感心していましたっけ。

 

 いつもあかるく前向きな姿に 励まされております。

 自宅療養中で外出も出来ませんませんが

 是非遊びにいらして下さい

 

繊細な美しい筆遣い ご夫婦の写真も添えられていました。

 

 今年もきっと馬く行く そんな絵面な賀状でした。

 

私はラインで返事を書きました。

 

でも既読にはなりませんでした。