あ、蕾がついている。


12月の桜に蕾がついていることを知ったのは、ちょうど去年の今頃。
朝のランニングの時だった。

私はそれまで、春の花咲く頃しか桜を意識したことがなかった。
けれど、桜は一年を通して生きている。
当たり前なんだけれど、それまでは気づかなかった。

秋に紅葉して葉が落ちると、そこからは、春に花開くためのエネルギーを蓄えているようだ。
冬の寒さにもじっと耐え、その時を待っている。
毎日見ていると、その変化はよくわからないのだけれど、ある日突然、はじけるように花が咲く。

そう、毎日の変化は小さくても、いつか必ず花開く時が訪れる。
そう信じて、私は今日も一日を過ごしている。