あ、別に、ただの地方国立大卒ですが。
仕事上、職種上、この大学卒がまあおおげさな言い方でいえば、全体の50%くらいいるような職業についております。
だから、他大学卒の人などは、入社式的な場で、すでに群れていたり(そのようにみえると思う)、「おお」と手をあげた挨拶をしながらすれちがったり、「ひさしぶり~」などと声をかけあったりしているのをみると、驚くような人もいるようです。
そして、ちょっとした昇進をしていき、そのたびの研修などをしていきますが、そこでも、本部事務局には先輩、同級生、後輩がいて、また、同じ研修にも同級生がいて。もちろん、仕事を始めての知り合いもいますので、まあまあ知っている人がいて、
「まあまあ、お世話になってます」
「先日はお世話様でした」
などとの、仰々しい前置きがなくても、なんなら20年ぶりでも、
「ひさしぶり」
と軽く手を挙げて、すれ違ったり、
「お隣よろしいですか?」
「どちらの部署におつとめなんですか?」
などとの社交辞令から入ることなく、
「隣、だいじょうぶ?」
「いやあ、元気?まいってるよ~つかれるねえ~」
などと、普通にいられる。
20年ぶりの後輩でも先輩でも、同じ。
まあ、まったく同じにはいかないけど、とりあえず、こう、まったく知らない人同士が交わすべき言葉や、行うべき行為みたいのが、なくていいし。
これが、メリットかどうかはおいておいても、世の、もっと名門大学とかは、これがもっとハイレベルな場所で、もっとグローバルな感じで、繰り広げられてるんだろうなあと思うと、かなわないなあって思いました。
そう、いいたいことは、かなわないなあってこと。
私自身は、私を誰も知らないような場所も、とても好きなんですけどね。ビジネスライクで仕事が進められるから。