第1話 愛すれど哀しく…
北海道の美幌別診療所に住む倉本彩。
彩の住む診療所にやってきたのは、大病院の息子・永井秀一
だった。この町の町長は永井秀一をこの地に永住させようとして
次々と彼に見合う女性を診療所に通わせる。今日も胸の豊かな
女性を患者として紛れ込ませていた。
その場面を見た彩は嫉妬の余り、辺りの物を投げ散らかす。
そんな様子を見て捨て子だった彩を育てた森岡四郎は心配する。
永井秀一はいずれ東京に戻る人間であり、好きになってはいけ
ない人間であると。その事を本人にも伝えるが、ある時突然
他界してしまう。
第2話 失われた愛の記憶!帰らぬ恋人のため地の果てまで
毎日空港に迎えに行く彩だが、来る日も来る日も秀一からは
連絡がない。新しく美幌別診療所に赴任してきた前田医師から
は幾ら待っても無駄で欺されたのだと言われる始末。
彩は思い切って東京まで秀一を探しに行く。
彼女が分かる秀一の事と言えば名前くらい。
虱潰しに東京に住む永井家を当たるが、なかなか秀一という
人物は見つからない。そんな折り、彩が通行人に財布が盗ま
れてしまう。警察に届けに行くと盗んだ人物と風貌の似ている
男性が警察署から出てくる。秀一の弟・拓巳だった。
拓巳は彩の事を手伝い、泊まるところのない彩のことを自分の
病院へと連れて行く。初めは警戒心を露わにする彩だが、
院長室に連れて行かれた彼女は秀一の持っていた「星の金貨」
の本がテーブルの上に置かれているのを見つけ、秀一の身に
何かあったのではないかとICUの病室まで確認しに行く。
すると意識不明の秀一の姿がベッドに横たわっていた。
早くも秀一の元にたどり着いてしまった彩。
韓国ドラマならば秀一にたどり着くまでに10話くらいは消化
するハズ。日本のドラマの異常なテンポの良さに驚きだ。
彩の純粋な一面にろくでなしの拓巳も彼女のペースに巻き込ま
れる感じですね。
彩の助けが有ったとはいえ、一人の人間の命を救った拓巳は
医師としての喜びを実感する。しかし父親からはそれを素直に
受け止められず、またまた拓巳はろくでなしに転落する。
このやりとりを見ていると拓巳の求めるものが何なのかが
分かるような感じか。父親からの愛情、そして業績を認められ
たい子供の気持ち。常に長男と比較されてきたがゆえの劣等感。
秀一の病状の回復も驚異的だ。
しかし運動神経障害と言語障害、そして記憶の障害が残るという。
病室に誰も駆けつけてこない事で寂しさを覚える秀一だが、
その様子を見ている彩も寂しそうだったね。
特に過去の記憶について、思い出したくないことを無意識に
消し去っているのか、忘れた方が良い程度の過去なのかと
つぶやく秀一の独り言を聞く彩は本当に可哀想だった。
でもそんな切ない展開にも一抹の期待が無いわけではない。
闇の中からボクを呼んでいる気がする、大事な約束が有ったの
ではないかと、直感的に感じている秀一の姿が有るためだ。



