タイトルのインパクトに驚かされましたが、エロスは一切なく内容は至って真面目なものでした。
学生時代に出会った先輩と付き合うも、彼の性器が全く入らずsexが出来きないまま、その後も一向に入らない状態での結婚。
夫の以外の男性とはsex出来るのに、なぜ夫とだけは出来ないのか?
普通の人が出来ることが普通に出来ないことに悩み、普通であろうとして苦しみぬき。
やがてありのままの自分を受け入れ、性的な繋がりを求めない事で、夫との精神的な強さと絆を深めた、自作者の半生をユーモアのある文体で綴た私的小説でした。
この本を読んで、自分にとっては当たり前のことが、人によっては当たり前とは言えないこと。
大好きな人とsexが出来ない、いつか出来るだろうと頑張っても無理で、sexが出来ない夫婦でもいいじゃないかと、受け入れることは想像出来ないぐらい大変だったと思うのですが、恋人として、夫婦として、体の結び付きだけが全てではない、精神的な結び付きが2人の仲を強くした事への尊敬の念。
自分らしくありのままを受け入れることへの勇気。
いろいろなことを教えられた1冊です(^^)
この本には夫との関係以外にも、教師時代に学級崩壊を起こしてしまった時のことや、その時のストレスが原因で病気になった事、夫の風俗通い、自身の浮気なども含まれたエッセイが元になっているので、そんな重く暗い話を読みたくないと思われる方も居るかも知れませんが、私は読んで良かったなって思っています(^^)
内容(「BOOK」データベースより)
同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた“私”。
だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。
その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は―。
「普通」という呪いに苦しみ続けた女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。
講談社 (2018/9/14)
