一日坊主でしたね(笑
まだどこでもご案内してないから突っ込みはなかったか(苦笑
今週は、ずーっと本田美奈子.さんのことを考えてすごしました。
特にすごいファンってわけじゃないと思ってましたが、私は彼女の創りだす「世界観」が好きです。
(過去形ではなく、現在進行形です)
思い返せば、彼女のアイドル時代の持ち歌、カラオケで自分の十八番にしてたナンバーが多いです。
とはいえ、私の場合小学校から短大出るまでずっと「合唱」をやっていた関係で、「地声=悪」感を植え付けられ、低い音でも腹式呼吸&裏声発声を義務付けられていたのと、私自身の地声で歌える声域が非常に狭く、ポップスなどのカラオケは苦手だったんですけどね。
カラオケに通うようになって(とはいえ、まだカラオケボックスなどが流行する前だったから、カラオケ歌いたいと思うと行きつけのスナックなんかに出入りしてたんえすけど)地声で歌う楽しみもあるんだなぁと思ってからしばらく、稼ぎの半分くらい飲み代ならぬカラオケ代につぎ込んでた時代もありましたっけ・・・
彼女の歌では、「ONE WAY GENERATION」と「1986年のマリリン」が得意種目(笑でした。
で、舞台を観るようになりましたが、四季に嵌っていた私は、浅利さんの主張する論理に傾倒しちゃって、有名人やアイドルなどを多用する東宝の舞台なんか「けっ」って思ってた時代に、レミゼをみてもそれほど感動できなかったし、その後「ミス・サイゴン」を見たのも、美奈子さんが大怪我によって休演されたとき、代役としてキムを演じられた伊東恵里さんを見に行ったのが最初。チケット代高いし、パンフレットはでかいし高い。相変わらず東宝なんて「けっ」だった中、恵里さんの演じた「キム」に興味を惹かれ、メイキング番組なんかで取り上げられてたし、と復活した美奈子さんのキムも見たいとおもい、私にしては初・東宝作品リピートになったのが初演のサイゴンだった・・・・・
その後、応援していた山口祐一郎さんが出るってだけの理由で「レ・ミゼラブル」を観、その頃には四季イズムでがちがちだった私の精神構造も崩れ始め、乾いたスポンジが水を吸収するようにレミに嵌り、作品について勉強したり、出演者それぞれの「個性」や「努力の跡」などを見せてもらいながらどんどん嵌っていったって感じ。
初演キャストに対する思い入れがない分、自分が夢中になっていた頃のレミの出演者の方々のその後のご活躍などをたくさん拝見させていただいてきた中、美奈子さんもどんどん世界を広げ、そして頑張っておられた。エポニーヌ卒業されたときの公演、そして昨夏の私が生で美奈子さんを拝見したのが最後となった大坂レミコンでの公演、エポニーヌとしての存在感や圧倒的な歌唱力にますます磨きがかかり、そしてここ数年で飛躍的に歌声の世界が広がっていって、今年のレミにはファンティーヌで・・・っていうのにも本当に期待してた矢先の出来事だったから・・・
ちょうど同じ時期に友人のご子息が同じ病気を発症されました。
彼は、つい最近退院し、通院加療に入りました。だから美奈子さんも・・・・・・・って信じて疑っていなかったんですけどね。
芸能人の方のご逝去にこれほどのショックを受け、そしてそれが持続するって言うのが自分でも信じられなかったけど、美奈子さんには「凄い!」と思わせる才能と、でもそれが「近寄りがたい」と疎遠間を覚えさせることのない「人懐こい笑顔」のオーラがあったし、彼女の努力の過程を客席から見せていただきながらいつしか自分も彼女の世界観に引き込まれていたんだなぁと思います。
お通夜やご葬儀に参列することはできなかったけど、自分なりにお別れを告げることができましたし(ゆかりのある方のライブで、その方が歌う「オンマイオウン」と「夢破れて」を拝聴しました)、いつまでも泣いていることが彼女の望みではないだろうと思い、これから彼女の笑顔に負けないように私も笑顔でいようと思います。
って書き始めると長いな・・・・やっぱりまだ気持ちの整理がつききれてませんね。
気持ちの整理はまだついてません。