トランペットを演奏するのに音楽理論の勉強はどこまで必要？

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トランペットの先生

末廣亜耶乃（すえひろあやの）です。

幼い頃からピアノとかをやってない人だと、当然トランペットに触れるときに楽譜と初めて真面目に向き合う！みたいなことになると思うのですが、どのようなモチベーションであれ、演奏をするのに音楽理論（音楽の勉強、楽譜の読み方等々）はどこまで必要なのか？を長くなりますが、まとめます。

まず最初のステップから

ト音記号の楽譜のドレミファソラシド、それに対応する指使い、リズムの記譜方法のルールが理解できる。簡単な記号（フォルテとかピアノとかアクセントとか）も、説明を受けたら理解出来たり自分で検索して意味を把握したりすることができる。

このは最低限必要なことだと思います。別に楽譜を全く読めなくても良い、耳コピで、、、みたいなタイプの人もいるでしょう。でもそのタイプの方で音がちゃんと合ってる人に出会ったことがありません。耳コピでも良いのかもしれませんが、最低限仕組みが理解できておいた方が結局のところ簡単です。

階名のドイツ音名、もしくは英語がスラスラ言えるようにする。

人とアンサンブルなんかをやっていくにはこれがお互いに伝わるとコミュニケーションが簡単です。大変そうに感じるかもしれませんが、言い慣れてくれば難しくはないものになります。

上記は自己学習だったり、友達、先輩なんかからの指導で普通にみなさんマスターしていける範囲ですし、熱心な学校の部活動であればガチ音楽初心者さんでもここまでは当たり前にマスターしています。

次以降は自己学習、友達の範囲からの教え合いにより勘違いマスターが多く見られるので、音楽の専門指導者から直接指導を受けた方が良い理論の範囲になります。

インターバル（音と音の音程の幅）を正しく数えられるようになる。

１度、２度、、という言い方をするその数え方を正しく判断できると、アンサンブルなんかの時に意見交換がよりスムーズになります。

例：「トランペットのそこの３度の音程のところ、もっと大きくしてみない？」とか、そういう言い回しになります。

※ただし、そもそもの数え間違え（？！）の勘違いを教え合って広めてしまっているケースを複数件見かけているので、難しくはないものの、もしも理解できるようになりたいなら専門の指導者からきっちり教わるべき項目になります。

インターバルのより細かなルールを理解できるようになる。

同じ音でもフラットやシャープがつくことで、音程幅は変化します。同じ３度でも、その音程幅それぞれに長３度、短３度、、、といった呼び方があります。これらが理解できるようになると、和音の構造が理解できるようになる基礎となることとなり、又、それぞれの音階の仕組みについてもより鮮明に分かるようになります。

※オーケストラで演奏する、演奏したい人は楽譜の読み替えもあるため、までは分からないと厳しいです。

和音の種類（３和音）が理解できるようになる。

までを飛ばして和音に行こうとする人もいますが、ここまで段階を踏まないと理解は出来ないと思います。ここまで理解できるとシンプルな和音の場合に自分がどの役割の音を演奏していて、ピッチをどのように取れば良いのかが簡単に理解できるようになるので、演奏表現にも非常に役立ちます。

ただし最近の曲はもっと複雑な音遣いもたくさんあります。その複雑な音と、３和音までが一旦見分けがつく状態になると良いです。「ここまでは分かる」「これは分からない」の分別がつくようになると良いです。

ちなみにどんなに音楽理論が苦手な人でも、音楽大学を出てるプロの人であればまでは確実に理解出来ています。

長く音楽に触れたい気持ちがある方の場合は、まで理解が出来ると、より短い時間で音楽の深い部分まで触れることが自分自身の力で可能になってくるので、嫌がらずに触れてみる方が長い目で見ると良いとは思います。

それぞれの図解をそのうちに準備できたら良いかな、とは考えております！

が、すぐにわかりやすいものを準備できるわけではないので、、、そのうちに、、、

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